無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。

慢性的な人手不足の中で、職員のチェックにも目を配らねばならない、当然と言えば当然ですが、そんな厳しい介護の現場に赤信号がともり続けています。熊本のグループホームでの入所者暴行、死亡もその頂点の中で起きた事件です。慢性的な人手不足で転職や中途採用で業界に入る人も多く、経験や適性を見極めることが難しくなっているというのも事実です。現状ではどこでも、いつでも起こりうるリスクを施設は抱えています。
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介護施設の傷害致死事件 関係者に衝撃広がる
熊本日日新聞2018.08.13

 熊本市の高齢者介護施設で、入所者に暴行を加え死亡させた疑いで、職員の男が10日、逮捕された。県認知症対策・地域ケア推進課によると、「施設職員が故意に相手を傷つけて死なせたという事案は県内で初めて」という。職員による虐待の報告が増加傾向にある中、県内で起こってしまった最悪の事態に、関係者らは衝撃を受けている。
施設管理者として甲佐町でグループホーム運営にも携わる高橋支部長は、高齢者に24時間体制で寄り添う介護の過酷さに加えて、職員のストレスチェックの重要性を強調する。

 「仕事に悩みを抱えていたり、追い詰められたりしている職員がいないか、常に目配りしている」と高橋支部長。高齢者介護のニーズは増加の一途をたどるが、業界は慢性的な人手不足の状態。転職や中途採用で業界に入る人も多く、経験や適性を見極めることが難しくなっているという。

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ITによる遠隔診療の普及でカンボジアの画像を日本で診断をしていると松村むつみ医師が報告をしておられます。アジア諸国でも、人口増加の後には高齢化が進行することが予想され、日本の医療の経験や政策などが有用になってくるのと言われます。日本の先端医療をアジアに売る時代がきそうです。しかし、日本の医療のグローバル化の遅れはどうしたものでしょうか。
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カンボジアの画像を自宅で診断——アジアに医療を「売る」時代がやってくる
Aug. 10, 2018, 05:20 AM

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介護職員が認知症の高齢者を殴って死なせるというあってはならない事件が起きました。本来生活弱者を守るべき病院や障害者施設、介護施設でその生活弱者に危害を加えるという事件の背景に何があるのでしょうか?教育不足、人手不足が原因なのでしょうか。今回の事件も施設の防犯カメラに暴行の様子が映っていたことから容疑者が判明したようですが、福祉施設で防犯カメラを設置せねばならない時代になったのでしょうか。
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介護施設で88歳女性が死亡 職員の男逮捕

ivedoor2018.08.10日テレNEWS24

熊本市の介護施設で入所者の88歳の女性が死亡していたことが分かり、介護施設職員の男が、腹部などを殴って死なせたとして、10日に逮捕された。

警察によると、容疑者は7日午前0時頃、グループホームの中の食堂で、熊本市の88歳の女性の腹などを数回殴るなどの暴行を加え、死亡させた疑い。女性は、暴行からおよそ2時間後に死亡し、死因は出血性ショック死だった。女性は8年前から入所していて、認知症だったという。

警察は、防犯カメラに暴行の様子が映っていたことなどから容疑者を割り出し、10日午前9時過ぎに傷害致死の疑いで逮捕した。

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