無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。

サービス付高齢者向け住宅が開始され、沸き立つ高齢者住宅市場において運営主体の動きが気になります。高専賃が始まった時には最初に不動産系の運営者が名乗りを上げました。
その後、その運営のリスクから、介護事業者や医療法人が多く、主役となりました。今や、医療法人が最大の運営者と言われています。

そして、今、新たに不動産・建設業界からの参入の強い動きを感じます。特に西日本地区の同業界からの参入の動きが活発になっています。本来ならこれから急速に高齢社会を迎える首都圏にて、その動きが活発化して不思議ではないのですが、まだまだ建築需要があるということでしょうか。首都圏にてその動きは緩慢です。

医療依存度や介護依存度の高齢者が増加していることから、医療法人に動きがもう少し活発化してよいかと思いますが、思いのほか腰が重い感じを受けます。医療も、建築・不動産業界も簡単には構造転換ができないということでしょうか。

今後、サービス付高齢者住宅の増加や高専賃発足から5年を経過して高専賃運営のノウハウが固まってきており、経営リスクが低減してきていることから、異業種からの参入が活発化してくることが予測されます。建築・不動産業界からの参入はその表れではないでしょうか? 

従来の介護、医療業界にどっぷりつかりこんでいるところからは新しいイノベーションが起きないような気がします。
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医療区分1では“軽過ぎる”症状は?-日慢協が調査
医療介護CBニュース 7月7日(木)

日本慢性期医療協会が見出しの発表を行いました。現在医療区分1とされている、長期急性期病床の受け皿が不足をしています。社会保障の為の財源から医療、とりわけ長期入院患者のベッドを削減しようという動きと、実際にその患者の増加という問題をどのように解決をしようとするのでしょうか。只単にベッドを増やすことではなく、医療と介護の融合したモデルとしての医療型高齢者住宅の拡張により解決の道を探ることが求められているのではないでしょうか。

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記者会見する武久会長(7月7日、東京都内)

 医療区分1に分類するには“軽過ぎる”症状は?-。日本慢性期医療協会(日慢協、武久洋三会長)はこのほど、医療区分1としては不適切と思われる患者の症状について、医療療養病床を持つ会員に対しアンケート調査を実施した。

 医療療養病床の入院患者は、その状態によって医療区分1から3に分類される。このうち医療区分1には、最も状態の軽い患者が分類されるが、近年、医療区分1でありながら深刻な症状に陥る患者の増加が問題視されている。実際、日慢協が昨年10月に実施した調査では、医療区分1の患者のうち、難治高血圧や重度の意識障害を発症した人は、2006年の約10倍に増加していた。

■「がんターミナル(余命1か月以内)は不適切」40%超

 こうした状況を踏まえ、日慢協では今年4月、医療療養病床を持つ会員に対し「医療区分1では不適切と思われる患者の状況」について、アンケート調査を実施(複数回答可)。325棟から回答を得た。
 その結果、「がんターミナル(余命1か月以内)」については40.3%の病棟が不適切と回答した。また、「喘息重積発作」「認知症老人の日常生活自立度(M)」「肝不全(腹水高度、NH4Cl 120mg/dl以上)」については、30%以上が不適切と回答。このほか、「心不全(高度非代償性)」や「たんの吸引(1日に7回以下)」「自殺企図」「妄想、幻覚」などの症状については、20%以上が不適切と答えた。

■長期急性期病床「25年までに30万床必要」―武久会長

 このアンケート結果について日慢協は7月7日、記者会見を開いて発表した。会見で武久会長は、医療療養病床に酸素療法や中心静脈栄養などを必要とする患者が数多く見られる点を改めて問題視。その上で、急性期医療を提供でき、長期入院の受け皿ともなる「長期急性期病床」を整備する必要性を訴え、「(2025年までに)30万床の長期急性期病床的な機能を持った病床がないといけない」と述べた。
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一昨日 我が社の第一番目のエルスリー鳥取に行って参りました。ご入居者も順次入居され、順調に立ち上がり始めております。鳥取の高齢者住宅市場を見てみますと、担当者等の話を総合すれば、まだまだ全国的な動きになりえていないようです。どちらかと言うと従来の施設や介護保険開始後のグループホーム等の施設が作られた時期に似通っているのでしょうか。

我々は、従来の施設(特養、老健、療養病床)が第一世代なら、グループホームや介護型有料老人ホーム等の施設が第二世代、そして介護外付けの住宅型有料老人ホームや高専賃(サービス付高齢者向け住宅)は第三世代と考えております。これからは地域包括的な地域多連携の時代、第四世代に入ってくるでしょう

今回のエルスリー鳥取は地域に開かれ、地域の医療や介護事業所の方々と連携をしながら、その存在価値を高めて参りたいと思います。その為にも、地域の居宅支援事業所の皆様とも密接に連携し、高齢者住宅におけるあるべき生活と介護について研究し、提言して参ります。

今後、地域の地縁組織とのコミュニケーションを活発化させていきたいと思います。地域の方々にも多数訪問してもらい、施設を利用してもらいたいと考えております。新調理のお食事も大変評判が良いようです。是非、皆様にも味わっていただきたいと思うのです。いよいよ、地域活動の拠点がスタートします。これから地域になくてはならない高齢者住宅づくりを目指して参ります。
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