栗原毅先生が日本の医療制度について、幻想を捨てるべきだというお話をしています。世界に誇る国民皆保険制度が崩壊の危機に瀕し、自己責任の名のもとに医療も介護も国民に負担を負わせる時代に入ってきました。
自分の体は自分で守るしかありません。来年は予防医療の幕開けにしたいという先生の言葉を胸に刻んでおきたいと思います。
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【サプリで認知症予防&健康長寿】
世界が注目する日本の“超高齢社会”作り 「いつでも気軽に病院行ける」は幻想に
夕刊フジ 2017.12.27
来たるべき2018年、医療・介護・福祉を取り巻く情勢が大きく変わっていきます。「介護の社会化」を狙った介護保険制度ができて17年。来年4月、医療制度の改定に合わせ介護報酬の改定も行われます。1961年にできた国民皆保険制度も崩壊寸前状態に陥り、来年度から特に高齢者の医療・介護費負担が増えることは確実です。超長寿社会に突入する日本。現在「中福祉・低負担」国家ですが、これさえ維持できなくなることが危惧されます。超高齢社会のトップランナーであるわが国は、いかに充実した高齢社会を作り上げていくか、国を挙げて真剣に考えなくてはいけません。世界中が、日本の高齢化対策に注目しています。
■栗原毅(くりはら・たけし) 医学博士。栗原クリニック東京・日本橋院長。前慶応大学特任教授。「血液サラサラ」という言葉を提唱し、著書やメディア出演などを通じて予防医療の大切さを訴えている。