・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一般病床の介護医療院転換「止める理由ない」
日慢協・武久会長
日本慢性期医療協会(日慢協、武久洋三会長)は14日の定例記者会見で、一般病床と療養病床の医療区分の廃止を求めた。
また、今後求められる療養病床の機能として「慢性期治療病棟」を挙げた。
介護医療院は看取り機能を担うことが望ましいとし、一般病床からの転換も「止める理由がない」と述べた。【大戸豊】
医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。
日本慢性期医療協会(日慢協、武久洋三会長)は14日の定例記者会見で、一般病床と療養病床の医療区分の廃止を求めた。
また、今後求められる療養病床の機能として「慢性期治療病棟」を挙げた。
介護医療院は看取り機能を担うことが望ましいとし、一般病床からの転換も「止める理由がない」と述べた。【大戸豊】
産経新聞社が発行する終活季刊誌「ソナエ」2017年秋号では、終活の視点から生命保険を見直し、その活用法を徹底研究します。また遠い郷里で暮らす老親を都会に呼び寄せるためのノウハウについても伝授します。9月19日(火)発売です。
・特集「相続の切り札・生命保険」
みんなの介護 平均寿命が伸び、老後が長くなった今、“老病死”に対するリテラシーはますます重要になってきそうです。
富家 3世代が同居することが普通だったかつては、死はもう少し身近なものでしたね。ずっと家の奥の間に寝ていたお祖母さんがある朝に亡くなっていて、往診に来た近所のお医者さんと一緒に看取る、という光景に多くの人が立ち会っていたでしょう。それで、死について考える機会が自然に与えられていたんです。
最近では、医療費節約の関係で在宅介護中心にシフトしてきましたから、これからは自宅で看取ることがある程度多くなっていくかもしれませが、まだまだ大概の方が病院で亡くなっています。祖父母と同居することの少ない今の若い人たちは、人の生死に立ち会う経験をほとんどできなくなってしまいましたよね。
みんなの介護 かつての家庭は、生死について自然に学ぶことのできる場だったのですね。
富家 死についての教育がきちんとしていないから、自分や家族の最期に際したときどうすればいいのかわからなくなるのでしょうね。その結果、延々と延命治療を続けるしかなくなってしまう。医学生はもちろん、小中学校など一般の教育の場でも、死についての教育をもっときちんとやっていなかければいけないですよ。
よく言われることですが、人間は「死亡率100%」。これをきちんと受け容れることは難しいようです。延命さえし続ければ永遠に生きられる気がしてしまうものなんですよね。でも当然、そんなことはあり得ないわけですから。
死は、この世にある数少ない確実なこと。貧乏に生まれても後に大成功するかもしれないし、反対に、今大金持ちの人だって将来どうなるかはわからない。世の中、何が起こるかなんて予想がつかないものですが、死だけは誰にも平等に訪れる。だからこそ、きちんと考える機会をもたなくてはいけないんですよ。