無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。

東電の元会長・勝俣恒久被告(78)ら旧経営陣3人は、原発事故で福島県大熊町の双葉病院や系列の介護施設の入院患者や入所者に避難を余儀なくさせ、44人を死亡させるなどした罪に問われています。原発事故がなければ施設で生活できていたのにと元介護職員が涙ながらに証言しています。
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東電裁判 元介護職員「事故がなければ施設で…」
テレビ朝日2018.09.20

 福島第一原発事故で強制起訴された東京電力の旧経営陣の裁判で、避難を余儀なくされた介護施設の職員だった男性が出廷して「原発事故がなければ施設で生活できていた」と涙ながらに証言しました。

 東電の元会長・勝俣恒久被告(78)ら旧経営陣3人は、原発事故で福島県大熊町の双葉病院や系列の介護施設の入院患者や入所者に避難を余儀なくさせ、44人を死亡させるなどした罪に問われています。19日の裁判では、介護施設「ドーヴィル双葉」の元職員の男性の証人尋問が行われました。検察官役の指定弁護士からの質問に男性は「避難することで助かったと思ったので、ショックだった」「原発事故がなければ施設で生活できたと思います」「自分の無力さを感じたし、何とも言えません」と涙ぐみながら証言しました。ドーヴィル双葉では、入所者12人が避難先などで死亡しました。
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東京の特養で自動二輪車の導入や見守りセンサー、膀胱センサーの最新機器活用と、業務の「カイゼン」で、「介護・看護職員1人当たりの入居者数」は2015年の1・86人が今や2・68人。2人程度とされる全国平均を大きく上回るまでに効率化できたという事例が報告されています。これは画期的なことです。介護現場の人時生産性が約1.5倍改善されたことになります。しかし、データ偏重になることで感覚を総動員してお年寄りに関心を寄せ、ケアするという営み」が失われてしまうかもしれないと危惧する声もあるのも事実です。
ベネッセスタイルケアの国政貴美子顧問は「たとえば外国人を10万人単位で受け入れる。IT活用や業務変革によって、入居者と職員の比率を4対1、5対1で可能な体制にする。あらゆる手を尽くさないと、この国は必ず行き詰まる」と危機感をあらわにしています。高齢者の尊厳性を失わず、生産性を高めていく努力は簡単ではありません。
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(平成経済)第4部・老いる国、縮む社会:14 介護危機、技術が救うか
asahi.com2018.09.16

 高齢者の介護が、「人手不足」の危機にさらされている。高齢化で需要のピークはこれからだが、少子化で全体の就業者数は縮むためだ。そこで政府が期待するのが、ITやロボットだ。テクノロジーは「心のこもったケア」の実現をアシストするのか、それとも……。(編集委員・浜田陽太郎)



 

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横浜市青葉区の「アオバ住宅社」のユニークな取り組みをご紹介します。街の小さな不動産屋さんが、生活保護の高齢者に住まい探しだけではなく、入居者の仕事も用意をする取り組みをしています。見守りを行うことで大家さんとの信頼関係を構築し、賃貸住宅の共有部の清掃も請け負い、入居者にはスタッフとして仕事をしてもらい報酬を支払うというものです。高齢者に対して住居だけではなく、仕事を提供する街の不動産屋さんの取り組みエールを送ります。高齢者を対象とした新しい不動産事業のビジネスモデルが見えてきます。
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高齢者の住宅探し支える ニーズにこたえた「不動産屋」
朝日新聞2018.09.18

 神奈川県内の人口は今年をピークに減少に転じる見通しだが、65歳以上の高齢者は増加が続く。低所得や一人暮らしなどのため、住まい探しが難しい人が増えることが見込まれ、居住支援の仕組みづくりが急務になっている。
横浜市青葉区の「アオバ住宅社」は、街の小さな不動産屋だ。利用客の大半を占めるのは、生活保護を受ける高齢者。住まい探しだけでなく、入居者の仕事も用意するユニークな取り組みをしている。

仕事も紹介 「見守り」も

 齋藤さんが2年半前に独立すると、営業活動をしなくても、口コミで客が次々とやってきた。これまで生活保護受給者ら約50人に物件を紹介。「ニーズの高さを感じる。うちのような業者が他にいないからだろうけど……」

 定期的に電話をかけるなど、入居者の「見守り」にも心を砕く。80歳の男性の様子がおかしいのに気づき、部屋へ駆けつけ、倒れていたのを発見して救急車を呼んだこともある。「貸してくれる大家さんがいないと、仲介も成り立たない。私たちを信用してもらうことが大事」

 清掃の仕事も偶然、舞い込んだ。賃貸住宅の所有者から共用部の掃除を持ちかけられ、最初に部屋を紹介した男性が「やりたい」と引き受けた。今では20棟以上を請け負い、齋藤さんが部屋を紹介して入居した10人ほどがスタッフとして働く。時給は1千円。給料は事務所で手渡しし、それが「見守り」にもなる。

 しかも、仲介手数料だけでは成り立たない経営を、清掃事業の安定収入が支えているという。

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