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三重)家族を結ぶ新しい介護 コロナきっかけに工夫進む
朝日新聞社2020.6.9
三重県鈴鹿市三日市3丁目の「介護付有料老人ホームみっかいち」が、LINEやスマートフォンなどを使って入所者と家族を結ぶ取り組みに力を入れている。新型コロナウイルスで面会が難しくなった中での工夫が始まりだが、以前よりもきめ細かいサービスが可能になったという。
国内の感染が拡大してきた2月、「みっかいち」でも家族の面会を制限した。家族の訪問に合わせて入所者の様子を報告していたが、それが難しくなり、施設長の松原和之さん(51)ら14人の介護職員らスタッフは、LINEで入所者の写真や映像を家族に送ることを始めた。
この試みが家族にはたいへん好評で、4月からは意識して日常の姿を動画撮影し、1週間に1回程度、定期便として家族へ送信することも始めた。現在、施設には90歳代まで29人の入所者がいるが、撮影スケジュールもつくり、希望しない人を除き、ほぼ全員の様子を家族に届けている。