前々回に続き、WEDGE11月号から特出すべき内容を抜粋しておきます。

<特養待機待42万人をどう見るか?>その内容とコメント

在宅には魅力があり、その支援に力を尽くす人が増えているが、現状では老後を在宅で暮らすのは簡単ではない。

人生の最後を自宅で過ごしたい人の割合は、各種調査で6~8割に達し、特別養護老人ホームを希望する人はそう多くない。(日本経済新聞電子版の調査では4.5%)。しかし、実際には、入居待機者が42万人も存在するほど、人気がある。

「特養はもともと、在宅生活が困難になった高齢者を、市町村行政が”措置入所”させるための施設。42万人は、本人希望ではなく、多くが家族による入所申し込みの集計だ。家族など周囲の人が自分だけでは介護できず特養に入れたがっていいるのが実態」。

以前にもご紹介しました新潟県長岡市で高齢者総合ケアセンターこぶし園を運営する小山剛施設長は言う。

特養待機の多さは家族介護の過酷さの現れだ。「皆はじめは在宅で頑張ろうとするが、半年過ぎると疲れてくる。まずショートステイを利用し、そのうち施設入所を望むようになる」

終の棲家の特養、急性期入院の後に長期療養するための療養病床。
病院と在宅の中間リハビリ施設としての老人保健施設(老健)。介護保険導入前からの施設はいまだ主役。

国は、「施設から在宅へ」、「社会的入院の削減」という大方針を掲げるが、在宅を支える医療、看護、介護のサポートがいまだ十分ではないため、家族が不安に駆られ「特養待機待」に流れているのが現状だ。
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確かにそうなのですが、この待機者で重要なのは、家族が不安にかられ、特養にというだけではなく、その入居金額も大きく影響していると思われます。皆さんはどうしても、この点についての訴求が弱いように思います。

誰しもが在宅で面倒を見てもらえる有料老人ホーム等の方が良いに決まっています。しかし、そこに入れるだけのお金がない方々のいかに多いことでしょう。特養の待機者にはここの問題も大変大きな要因になっているのではないでしょうか。
<次回に続く>