無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
豊かな高齢者社会の構築に向けて、日々尽きることの無い気付き、出会いを綴って参ります。

2011年03月

本日の日経新聞に「認知症の人や要介護高齢者 福祉避難所 頼みの綱」という記事が載っていました。

東日本大震災で被災した認知症の患者や介護が必要な高齢者を、宮城県石巻市の市立稲井中学校内に設けられた緊急の福祉避難所が受け入れていると報じております。
手掛けたのは石巻市立病院の医師、森安章人さん(54)。
震災で県内の病院が満床状態になるなか、「介護が必要な被災者の行き場がなくなっている」として、対策の必要性を訴えています。

本日のテレビ報道でも仮設住宅が急ピッチに立ち上がっている様子が映っておりました。今、最も必要な仮設住宅は高齢者住宅ではないでしょうか。医療と介護が総動員して受け入れ体制をつくらねばなりません。

森安さんが福祉避難所の準備を始めたのは、被災7日目の17日。石巻赤十字病院から「介護が必要な被災者を受け入れる避難所をつくってくれないか」と依頼を受けたのがきっかけといいます。勤務先の病院が被災して仕事場を失い、震災現場で医師として何かできないかと考えていた森安さんは快諾。同日午後には中学校の床に畳を敷き、寝たきりの高齢者を介護する福祉避難所を立ち上げられました。

最近は一般の避難所で世話をしていた家族が、慣れない避難所生活で介護疲れに陥り、福祉避難所を頼るケースも少なくないといわれます。皆さんが疲れておられます。

仮設住宅の着工が各地で始まりつつあるが、避難生活は長期化が予想されます。森安さんは介護専門の仮設住宅をつくることを提唱しています。「早急に社会的な受け皿を作ることが必要」と訴えています。

幼児、高齢者等弱者の救済を組織的に行わねばなりません。

エヌ・ビー・ラボはeL3(エルスリー)の全国展開に向けての体制整備を急いでいます。まず第一に、エヌ・ビー・ラボの資本政策を強化して参ります。昨日は三菱UFJキャピタル(株)様との第三者割当増資並びに転換社債型新株予約権付社債の発行に伴う投資契約が成立致しました。

役員の増資を含めて、これでとりあえず、資本金は3600万円となりました。詳しくは別途広報を致しますが、エヌ・ビー・ラボは新たな一歩を踏み出しました。

三菱UFJキャピタル(株)様とは以前から弊社の事業展開に只ならぬご理解とご協力を賜り心から感謝を申し上げます。

エヌ・ビー・ラボとしては今年度から本格的に小規模ローコスト型高齢者住宅eL3(エルスリー)の自社展開に取り組んでおります。まずは直近では5月鳥取で第1号がオープン予定で準備を進めております。その後、更に鳥取でもう1棟そして、佐賀で2棟の計画となっております。少なくとも9月末までに3棟のオープンを前提に急ピッチで開発に取り組んでおります。

自社で開発と運営を行う以上、それに見合う資本を充実して行かねばなりません。それだけ資本力を要求する事業であります。資本政策としては2015年度の上場を目指して事業を拡張して参りますが、向う4年間で直営施設を全部で29棟開発を行って参ります。そしてその為に、来年と再来年にわたって、向こう2回の第三者割当増資を行い、上場の時には資本金を4億5000万円までもって参ります。約30施設を展開するにはそれだけの資本を増強する必要があります。

我々がノウハウを提供する企業群を含めると恐らく2015年までにはeL3(エルスリー)の数は軽く100棟を超えることになるでしょう。

震災に負けてはおられません。新しい高齢者の街づくりに取り組んで参らねばなりません。ここに三菱UFJキャピタル(株)様のお力を得ましたことは、我々にとりましては将来に向けて大いなる力を得たことになるでしょう。共に更なる一歩を目指して参りたいと存じます。ありがとうございました。

昨日は関西にて、小規模ローコスト型高齢者住宅eL3(エルスリー)の食事供給システムについての打ち合わせがありました。名だたる食品メーカーの方々が我々のeL3に対する食事供給システムについて提案を頂いております。トップクラスの食品メーカーの方々が来たるべき高齢化社会に向けて高齢者向けの商品開発にしのぎを削っております。本日も試食をしましたが、試食の度に進歩をしているのを感じます。卵料理、そしてパンにおいてはこれがクックチルドによる新調理の技術の結晶ともいうべきもので、従来の厨房設備にて作る食事と遜色はありません。驚くべき技術の進歩と言わざるを得ません。

どうしてこの食材が広く在宅で食事をつくることに困っている高齢者の方々に普及しないのであろうかと思うほどです。供給システム、直接の提供の仕方等々、個別での供給に無理があるのであれば、高齢者住宅にて一定の指導をもとに、このような食事を提供する仕組みができれば、これは理想に近いものであろうと思います。

ある大手商社が中心になって、一流の技術をもつ食品メーカーを組織化し、商社がベンダー機能を発揮することで、全国どこでも、安心して、安価な良質の食事を必要な時に、必要な量だけ提供できる仕組みができつつあります。そのノウハウが、eL3(エルスリー)に搭載されます。

これは革命的なことです。当然、そこには、食事を供給する人材の確保や、提供する厨房の広さや設備の見直しを含んだ総合的なコンサルティングが前提となることは言うまでもありません。

そして、我々のeL3でそれが実現できれば、実は、eL3以上の規模のおいては尚一層の効率的な食事の供給体制ができることになるのです。即ち、eL3で実現できることは、今後高齢者住宅のおける全ての施設の食事システムに一大革命を起こすことになるのです。そんな時代がすぐそこに来ています。

本日は4月24日に東京で開催される日経ヘルスケア主催のシニアリビングセミナーの打ち合わせを行いました。定員200名のところお申し込みは既に350人とのこと。東日本大震災が起きたときには一時期、申し込みが少なくなったようですが、その後は順調にお申し込みを頂いたようです。今回の開催については震災後1ヶ月という短期間なので開催すらもどうかと危惧をしていましたが、これだけの方々のお申し込みがあることに驚いております。それだけ皆様の関心が高く、高齢者住宅開発マインドは決して衰えてはいない、ということが証明されたようなものです。
担当の方々も、震災復興後の街づくりに高齢者住宅を一緒に建設することの意義を共感して頂きました。

本日は併せて都内と埼玉にて高齢者住宅の開発についての打ち合わせをして参りました。1ヵ所はオーナー様、もう1ヵ所はビルダー様です。両方とも一貫して今後の高齢者住宅開発の重要性を実感されておられ、大変心強く感じました。オーナー様は高齢者住宅にコンビニを併設し、地域の人々の暮らしの拠点として貢献したいというお考えをお持ちであり、ビルダー様についてはまずは自らが1棟やってみないと自信をもって勧められないといわれますたので、同時複数棟の開発を提案しました。累積経験が活かせる事業だけに1棟だけでは間に合いません。タッグを組んで、一緒に展開を進めて参りたいと思います。

4月24日のセミナー内容を下記のより広報しておきます。
http://medical.nikkeibp.co.jp/all/info/mag/sales/SLS11S/

主催:日経ヘルスケア
日時:4月24日(日)10時~16時45分
場所:東京コンファレンスセンター品川
テーマ:高齢者住まい法改正と高専賃の行方
内容:①国土交通省より「サービス付高齢者住宅について」
    ②ミサワホームより「最新実例にみる高齢者住宅経営のツボ」
    ③エヌ・ビー・ラボより「高専賃経営の実践事例について」
    ④社会福法人より「地域包括ケアとこれからの木造の住まい」
    ⑤タムラプランニング&オペレーティングより「高齢者住宅市場の  展望」

3月25日の日経新聞に下記の記事が出ていました。新たな創造が求められます。まず復興、そして創造という内容です。本当にその通りだと思います。
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内閣府は23日、東日本大地震の被害額が16兆円~25兆円に達すると発表した。10兆円規模といわれた阪神大震災を大きく上回る。だが、問題の本質は額の大きさではない。人口減と高齢化に直面しながら医療や行政、生活などの機能が拡散していた地方都市のもろさ、東京一極集中が地方からの電力供給なくしては成り立たないという現実。大震災は日本が抱える矛盾をもえぐりだした。

大和総研のチーフエコノミスト、熊谷氏は「壊れたものがもとに戻るとは限らない」とみる。人口も生産拠点も集積していた阪神大震災は復元が理にかなっていたが、今回の地域の広がりも生産構造も違う。・・・ライフラインを復旧させ、まずは安心の確保が必要なのは論を待たない。だが、先を見通せば求められるものは単なる「復元」ではない。どの部分を生かし、伸ばすか。

日本が抱える矛盾を解消する真の「復興」そして「創造」が欠かせない。

「地域で高齢者を支える仕組みを早く作らねば。痛感しました」。東京都文京区で在宅医療専門の診療所を営む医師の武藤真祐氏に多くのメールが舞い込んだ。武藤氏は震災前から有力企業と手を携え、地域内で高齢者向けに医療、介護、生活サービスまで広く提供する新たな仕組みを模索している。「ゆっくりと姿を現す高齢化の課題が震災で凝縮して見えた」と武藤はいう。

仙台市はフィンランド政府と提携し、高齢者の自立に役立つ健康サービス産業の育成に力を注ぎつつあった。

こうした小さな芽を生かす歩みを止めてはならない。

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