ベネッセのシニア・介護事業が好調です。新規の低料金型高齢者住宅の開発も手掛け始めています。ベネッセの商品戦略について紹介しておきます。商品品揃えが経営に寄与した形となっています。商品力の強化が今後の競争力を決定づけるでしょう。
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ベネッセHD、シニア・介護の営業益最高 12年3月期 (2011/11/23 2:00 情報元 日本経済新聞)
べネッセホールディングスの2012年3月期は、シニア・介護事業の営業利益が前期比30%増の50億円強と過去最高になりそうだ。介護施設の品ぞろえを増やした効果が出る。
同事業の売上高は14%増の670億円程度になりそう。入居一時金を既存の30分の1~8分の1に抑え、月額利用料も下げた「ここち」ブランドを今年6月に立ち上げた。同ブランドは今期末までで4施設を新設する。施設全体では224ヵ所と20の増加を見込む。
入居率は足元で90%台。少子高齢化で主力の「進研ゼミ」は大きな成長が期待しにくいため、介護施設の新設を続ける。
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尚、ベネッセの商品戦略については、下記の記事を参考にして下さい。
(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2011年5月25日号)
ベネッセグループのボンセジュール(東京都渋谷区)は、6月に2棟同時開設する入居一時金を300万円以下に抑えた有料老人ホームの新シリーズ「ここち」の内覧会を行った。
「ここち」のコンセプトは「住み慣れた場所(ちいき)でおくる、自分らしくかざらない暮らし」。
ホームでの暮らしを在宅生活の延長として考え、出来るだけ入居前の暮らしを地域の中で続けられるよう、有料老人ホームのニーズが高い住宅地で、低価格で提供できる立地に今年度は4棟開設する予定。
全国に29施設展開する「ボンセジュール」シリーズとの棲み分けは、低価格設定。標準の入居金を285万円、月額も介護保険負担分を除いて17万円台と低価格が特徴。
立地や建築費用によっては多少異なるが、今後開設する施設においてもこの料金を基本モデルとする。
低価格実現のため、ボンセジュールでは2.5~3対1の人員配置を、ここちでは3対1に、また食事提供もセントラルキッチン方式を採用し、調理スタッフを必要としないことで、人件費を抑える。質の高いサービスを重視しながらも効率化を図りたい考え。
新シリーズの第一弾は、埼玉県さいたま市の「ここち東岩槻」(51室)と千葉県野田市の「ここち野田」(52室)で、居室面積は18平米を基本とした。
ベネッセグループの有料老人ホームとしては、ベネッセスタイルケアの4ブランドと同社の「ボンセジュール」に続く6番目のシリーズとして位置づけ、「価格帯やサービス体系を複数揃え、入居者の選択肢をいかに増やせるか」(ベネッセグループ)を重視してきた整備計画における施設のラインナップは一通り揃った形となる。
ベネッセグループでは、「グラニー&グランダ」、「まどか」を中心に今年度だけで少なくとも20施設程度は新設する予定だとした。また、新設されるサービス付き高齢者向け住宅にも関心を示している。
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ベネッセHD、シニア・介護の営業益最高 12年3月期 (2011/11/23 2:00 情報元 日本経済新聞)
べネッセホールディングスの2012年3月期は、シニア・介護事業の営業利益が前期比30%増の50億円強と過去最高になりそうだ。介護施設の品ぞろえを増やした効果が出る。
同事業の売上高は14%増の670億円程度になりそう。入居一時金を既存の30分の1~8分の1に抑え、月額利用料も下げた「ここち」ブランドを今年6月に立ち上げた。同ブランドは今期末までで4施設を新設する。施設全体では224ヵ所と20の増加を見込む。
入居率は足元で90%台。少子高齢化で主力の「進研ゼミ」は大きな成長が期待しにくいため、介護施設の新設を続ける。
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尚、ベネッセの商品戦略については、下記の記事を参考にして下さい。
(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2011年5月25日号)
ベネッセグループのボンセジュール(東京都渋谷区)は、6月に2棟同時開設する入居一時金を300万円以下に抑えた有料老人ホームの新シリーズ「ここち」の内覧会を行った。
「ここち」のコンセプトは「住み慣れた場所(ちいき)でおくる、自分らしくかざらない暮らし」。
ホームでの暮らしを在宅生活の延長として考え、出来るだけ入居前の暮らしを地域の中で続けられるよう、有料老人ホームのニーズが高い住宅地で、低価格で提供できる立地に今年度は4棟開設する予定。
全国に29施設展開する「ボンセジュール」シリーズとの棲み分けは、低価格設定。標準の入居金を285万円、月額も介護保険負担分を除いて17万円台と低価格が特徴。
立地や建築費用によっては多少異なるが、今後開設する施設においてもこの料金を基本モデルとする。
低価格実現のため、ボンセジュールでは2.5~3対1の人員配置を、ここちでは3対1に、また食事提供もセントラルキッチン方式を採用し、調理スタッフを必要としないことで、人件費を抑える。質の高いサービスを重視しながらも効率化を図りたい考え。
新シリーズの第一弾は、埼玉県さいたま市の「ここち東岩槻」(51室)と千葉県野田市の「ここち野田」(52室)で、居室面積は18平米を基本とした。
ベネッセグループの有料老人ホームとしては、ベネッセスタイルケアの4ブランドと同社の「ボンセジュール」に続く6番目のシリーズとして位置づけ、「価格帯やサービス体系を複数揃え、入居者の選択肢をいかに増やせるか」(ベネッセグループ)を重視してきた整備計画における施設のラインナップは一通り揃った形となる。
ベネッセグループでは、「グラニー&グランダ」、「まどか」を中心に今年度だけで少なくとも20施設程度は新設する予定だとした。また、新設されるサービス付き高齢者向け住宅にも関心を示している。