本日は群馬銀行様主催の「サービス付高齢者向け住宅セミナー」が開催されました。私も二部の「医療法人による高齢者住宅の開発と運営のポイント」についてお話をしましたが、一部の群馬県 県土地整備部建築住宅課 住宅政策係の担当者から大変興味深いお話を聞くことができました。
当然お話は「サービス付高齢者向け住宅の登録基準について」が主題なのですが、最後に「群馬県空き家活用・住みかえ支援事業」についてお話がありました。
サービス付高齢者向け住宅の後にお話をされましたので、尚更インパクトが強かったように思います。少し内容について紹介をしておきます。
群馬県の空き家数・空き家率の推移で示されたのですが、平成20年の群馬県内の855,800戸の内、空き家数は123,100戸と言われています。何と率にすると14.4%ということです。
そのうち53,200戸が一戸建てというのです。すごい数だと思いますが、どうも担当者いわく全国の比率が13%と言っておられました。要は、九州、四国の全戸が空き家というのが全国の実態のようです。
群馬県内では、65歳以上の方のみが住む持ち家は113,900戸存在し、子育て世帯が住む、望ましい広さに満たない共同住宅(主に賃貸)は約3万4000戸となっています。
住宅と世帯のミスマッチが起きているというのです。
そこで登場したのが、JTI(一般社団法人 移住・住みかえ支援機構)なのです。自治体と不動産会社、JTIが連携し、このミスマッチを解消しようと動き出しているのです。国の基金(高齢者住宅財団)を入れた万が一の場合の空き家保証を行う仕組みもあり住みかえ支援を行うというものです。
貸し主からJTIが最長で終身の借り上げを行い(借上契約)、貸し主に借り上げ料の支払いを行い、借主はJTIと賃貸契約(3年間の定期借家契約)を結び、JTIに家賃を支払う仕組みです。
借り上げの主な条件は、日本国内にある住宅をお持ちの50歳以上の方を対象にしていること、住宅に一定の耐震性が確保されていることなっています。
活用事例の中に、「子世帯の住宅に近い老人ホームへ住みかえ」というものがあります。これは一人で住んでいたが体が弱ってきたため、子世帯の住宅に近い老人ホームに住みかえることになり、本制度を活用、貸し主に万が一があった場合、相続後も制度を継続できることも活用理由の一つとうたわれています。
サービス付高齢者向け住宅や有料老人ホームへと転居され、これまで一人で暮らしていた広い家を、もっと広い家に住みたいという若い世代へ貸し出す。大変有意義な取り組みと考えます。
全国的な展開になると良いのですが。是非、ここに高齢者住宅事業を展開している運営会社も巻き込んでもらいたいと思います。
当然お話は「サービス付高齢者向け住宅の登録基準について」が主題なのですが、最後に「群馬県空き家活用・住みかえ支援事業」についてお話がありました。
サービス付高齢者向け住宅の後にお話をされましたので、尚更インパクトが強かったように思います。少し内容について紹介をしておきます。
群馬県の空き家数・空き家率の推移で示されたのですが、平成20年の群馬県内の855,800戸の内、空き家数は123,100戸と言われています。何と率にすると14.4%ということです。
そのうち53,200戸が一戸建てというのです。すごい数だと思いますが、どうも担当者いわく全国の比率が13%と言っておられました。要は、九州、四国の全戸が空き家というのが全国の実態のようです。
群馬県内では、65歳以上の方のみが住む持ち家は113,900戸存在し、子育て世帯が住む、望ましい広さに満たない共同住宅(主に賃貸)は約3万4000戸となっています。
住宅と世帯のミスマッチが起きているというのです。
そこで登場したのが、JTI(一般社団法人 移住・住みかえ支援機構)なのです。自治体と不動産会社、JTIが連携し、このミスマッチを解消しようと動き出しているのです。国の基金(高齢者住宅財団)を入れた万が一の場合の空き家保証を行う仕組みもあり住みかえ支援を行うというものです。
貸し主からJTIが最長で終身の借り上げを行い(借上契約)、貸し主に借り上げ料の支払いを行い、借主はJTIと賃貸契約(3年間の定期借家契約)を結び、JTIに家賃を支払う仕組みです。
借り上げの主な条件は、日本国内にある住宅をお持ちの50歳以上の方を対象にしていること、住宅に一定の耐震性が確保されていることなっています。
活用事例の中に、「子世帯の住宅に近い老人ホームへ住みかえ」というものがあります。これは一人で住んでいたが体が弱ってきたため、子世帯の住宅に近い老人ホームに住みかえることになり、本制度を活用、貸し主に万が一があった場合、相続後も制度を継続できることも活用理由の一つとうたわれています。
サービス付高齢者向け住宅や有料老人ホームへと転居され、これまで一人で暮らしていた広い家を、もっと広い家に住みたいという若い世代へ貸し出す。大変有意義な取り組みと考えます。
全国的な展開になると良いのですが。是非、ここに高齢者住宅事業を展開している運営会社も巻き込んでもらいたいと思います。