無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
豊かな高齢者社会の構築に向けて、日々尽きることの無い気付き、出会いを綴って参ります。

2015年03月

介護職の医行為の認定方法を改正- 厚労省、実地研修を見直し、4月1日から

わずかですが、介護職の医療行為について法律が改正されるようです。
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 厚生労働省は27日、介護職員の医行為を規定した法律の一部改正を官報で示した。現在、介護職員が医行為を実施するには「口腔内の喀痰吸引」や「経鼻経管栄養」など、複数の実地研修を修了しなければならないが、改正後は、どれか一つの実地研修を修了すれば、その医行為を実施するために必要な認証が得られる。現場でたんの吸引などに取り組める介護職員を増やすことが狙い。施行は4月1日。【ただ正芳】

 改正されるのは、社会福祉士及び介護福祉士法の一部。

 介護職員がたんの吸引や胃ろう、腸ろうといった経管栄養を行うには、「口腔内の喀痰吸引」「鼻腔内の喀痰吸引」「気管カニューレ内部の喀痰吸引」「胃ろう又は腸ろうによる経管栄養」「経鼻経管栄養」の5行為のすべてを修了するか、「気管カニューレ内部の喀痰吸引」「経鼻経管栄養」を除く3行為を修了するかしなければならない。

 制度改正後は、5つの行為のうち、どれか一つでも修了すれば、修了した行為について、現場で医行為を行う上で必要な認定特定行為業務従事者認定証(認定証)が交付される。

介護サービス、倒産や休廃業最多 14年175件、人手不足深刻(北海道新聞03/27)

介護事業の厳しさが数字に出ております。この状況を国はどこまで放置するつもりでしょうか? 今年は更に倒産、廃業が増えるものと思われます。
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2014年に倒産、休廃業した介護サービス事業者は全国で175件と過去10年で最多だったことが信用調査会社の帝国データバンクの調べで分かった。3年前の11年と比べると3倍。

 賃金水準が低い介護業界は景気回復に伴い、他業種に人材を奪われており、以前からの人手不足がさらに深刻化。都市部では競争も激しく、小規模の事業者が淘汰されたとみられる。

 同社は「事業者に支払われる介護報酬が4月から引き下げられるので、倒産などの件数は今後も高止まりが予想される」としている。高齢者がサービス利用先を変更しなければならないといった影響が懸念される。

IHHヘルスヘア、日本で介護施設5カ所を買収へ(マレーシア2015年03月18日)

介護施設のM&Aが活発ですが、東南アジアからも日本の介護施設のアプローチが活発です。
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〈クアラルンプール〉
東南アジア最大の病院運営会社、IHHヘルスケアは、日本において介護老人福祉施設5カ所を59億8,000万円(1億8,262万リンギ)で買収すると発表した。

IHHヘルスケアがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、介護老人福祉施設の買収は同社が35.76%所有するパークウェイ・ライフREITを通して行われた。買収したのは、福岡のアビタシオン博多1、2、3(287室)、名古屋のエクセレントガーデンヒルズ(94室)、札幌のはな北郷(48室)、はな北13条(24室)、あじさい美園(18室)。

パークウェイ・ライフREITは、昨年12月に介護老人福祉施設7カ所を売却していた。今回買収した施設以外に日本において、37カ所の介護老人福祉施設、介護老人福祉施設資産、薬品製造施設を持つ。今回の買収により、日本における資産額は14億リンギに増加した。日本における資産は、全体の34%を占めるようになった。

拘束介護で改善勧告の高齢者施設 逆ギレ反省文を北区に提出(NEWSポストセブン 3月22日)

話題になっている都内北区の拘束介護の高齢者マンションの展開が思わぬ方向に進んでいるようです。この問題は一医療法人の問題だけではなく、介護・医療全体で考えねばならない問題だと思います。特に、有料老人ホームの定義について、本質を議論するためにも、東京都の対応に注目したいと思います。
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 高齢者用マンションの入居者が、ベッドに縛られたり、部屋に閉じ込められる「拘束介護」を受けた──。東京都北区で判明した衝撃的なニュースが、意外な展開を見せている。

 問題となっているのが、ヘルパーやケアマネージャーをマンションに派遣する事業所を運営する医療法人「岩江クリニック」。昨年11月、朝日新聞の報道を受けて東京都が立ち入り検査をしたところ、入居者の多くが拘束されていたとされる。

 都は介護保険法に基づき改善を勧告。北区も高齢者虐待防止法に基づき計95人が拘束されて虐待を受けたと認定、改善指導していた。

 しかし岩江クリニックが北区に出した改善計画書は“逆ギレ”というべき内容だった。

〈以降、患者(利用者)の生命・身体を保護するために必要やむを得ないと医師が判断して行う身体拘束については、(中略)医師または医師の指示を直接に受けた看護要員等が行うこととします〉

〈本件についての東京都北区のご指導は、(中略)今後一切、これに協力いたしません〉

 あくまでも身体拘束は医療行為だから批判にはあたらない、今後はヘルパーではなく医師や看護師が行なうからいいだろうと主張したうえで「北区のいうことは聞かない」と真正面からケンカを売ったわけだ。北区役所健康福祉部の担当者がいう。

「問題の施設は高齢者マンションで病院ではありません。虐待の事実が判明すれば、区としては動かざるを得ない。ただし高齢者虐待防止法は罰則がなく、違反しても行政指導しか行なえない。強制措置はとれないが粘り強くやっていく」

 介護問題に詳しい大石剛一郎弁護士がいう。

「過去の判例から見ても、身体拘束は原則として認められていない。生命や身体が危険にさらされた場合など、やむを得ない時に最小限の時間に限って取られる措置です。“医師や看護師だったら自由にやってもいい”という話ではない」

 同マンションは要介護度4~5の入居者ばかりを集めていたという。意思表示も難しい老人が多かったために、こうした介護がまかり通ってしまっていた実態があった。ただし、介護に携わる人々からは、行政の怠慢を指摘する声も出てくる。

「こんな事例が出てくるそもそもの原因は、50万人超といわれる特養老人ホームの待機者問題がまったく解消されていないから。低い賃金でヘルパーが集まらず、特養も受入数を増やせずにいる。行政が抜本的な改善策を出さなければ、何度摘発しても同じような業者は出てきます」(特養に勤務するヘルパー)

 騒動の渦中にある岩江クリニックの話を聞こうと何度も取材を申し込んだが、「担当者が不在なので」とけんもほろろ。本誌にも逆ギレ気味の対応だった。

次は認知症カフェブームが来る!? (介護のほんねニュース 3月16日)

認知症カフェが注目を浴びています。エルスリーも従来の小規模デイを休廃止します。その代わりにエルスリーも小規模デイを地域にも開放し、カフェとして展開できればいいなと思います。
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■猫カフェにメイドカフェ、鳥カフェ。最近は、ただコーヒーを飲むだけでなく何か付加価値を持たせた喫茶店が人気ですね。そして近頃全国のあちこちに登場しているのが「認知症カフェ」。
ひょっとして認知症のマスターがコーヒーを入れてくれる喫茶店?それとも認知症の人が集まるカフェ?どうやら、どちらも間違いではないようですよ。
出典:http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/

■認知症カフェの目的は「新オレンジプラン」の地盤固め!
2015年に始まった新オレンジプランは、「認知症高齢者が住み慣れた地域でいつまでも自分らしく暮らしていける環境作り」を目指す5か年計画。認知症カフェが各地で増えてきているのは、いわばその地盤作りなのです。

今までは、認知症の方が社会に参加する機会や家族が情報交換できる場所は、かなり限られていました。また、一般の人が認知症について知る機会も少なかったですよね。そこで認知症カフェには、認知症の人と家族を支える新しい心のよりどころ、そして地域の人が直接認知症の人と交流できる場所としての役割が期待されているのです。

そこは特別な人がいるわけでもなく、特別でもない場所。特にこれまで認知症の人と全く接する機会がなかった人を良い意味で巻き込んでいくために、喫茶店という気やすい形をとっているんですね。

例えばこんな認知症カフェ「オレンジサロン石蔵」 in 宇都宮
「何か人の役に立つことがしたい」、そんな認知症の人の想いに応える形で、家族の会と認知症サポーターたちの支援を受けてオープンしたのが、宇都宮市にあるオレンジサロン石蔵。月2回の営業時には、コーヒーやケーキ、そして地元産の野菜を使ったランチを提供しています。

ここではマスターを務めるAさんのほかにも、皿洗いや清掃スタッフとして認知症の人たちが活躍中。彼らにとってここは仲間との交流の場でもあり、人の役に立つことで自分の存在意義を確認できる場所なのです。
また、その家族にとってもここは同じ立場同士で気持ちを打ち明けあい、情報交換ができる有意義な場所。時には演奏を披露することもある地域の人たちにとっては、新しいコミュニティの場が1つ増えたともいえそうですね。
出典:http://www8.cao.go.jp/

カフェ文化は日本だけのものじゃない!
同じく国をあげて認知症問題に取り組んでいるオランダでは、すでに200か所のアルツハイマーカフェが地域住民の交流の場、そして認知症の人の社会参画の場として機能しています。あなたの家の近所に認知症カフェがオープンした時は、気軽に立ち寄ってみてくださいね。思いがけない出会いが待っているかも知れませんよ。
出典:http://www.sakura-urban.jp/

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