先日ご面談をさせて頂きました一条真也氏より頂いた「老福論」(一条真也著)という本を読みました。「人は老いるほど豊かになる」というお考えを大変深い知識と直接経営される「葬祭会館」の両面から解き明かしておられます。

「老好社会」の実現と「グランド(大いなる老い)シティ」の実現というこれまでの「メディカルタウン構想」の理論的背景ともなるお考えを頂きました。ありがとうございました。

一条氏は様々な宗教論や哲学、文化論を織り交ぜて「老いる」ということについての素晴らしさを説いておられます。正に来たるべき老好社会における豊かな文化を予感させられ、大変興味深く読ませて頂きました。

高齢者事業にかかわっている皆様に是非一度読んでいただきたい本です。これだけ高齢者が増加するなかで、死というものがこれほど身近になっているということを改めて実感をさせて頂きました。

実際に経営しておられます高齢者複合施設(複合葬祭会館)を訪問させて頂き、今まで見たこともない、葬祭会館とホテル、カルチャーセンターというコンセプトに高齢者の価値観の変化を感じさせて頂きましたし、大変衝撃を受けました。

最高の「ゆとり」と「幸福」とが凝縮された大いなる人生の黄金時代、「グランドライフ」を迎えるために自分にできる最大の努力をして参りたいと思います。