昨日と本日、東海地区、中部地区で医療法人に向けた高齢者住宅スタートアップ講座を開催しました。現在、当セミナーの全国ツアー中ですが、2年前と比較して今一つ医療法人の当事業に対する取り組みに盛り上がりが欠けます。何故でしょうか?

サービス付高齢者向け住宅が新たにスタートするなど、高齢者向けのあんしん住宅の需要は高まるばかりなのですが、その最終的な受け皿となる医療型の高齢者住宅の整備が遅れるか可能性が出始めています。

介護療養病床の廃止が6年間延期になるなど、制度改革が延期になったことも一つの要因でしょうか。2年前の危機感が伝わってきません

本日もWBSで病院の統合が動き出していると報道されていました。21年の病院の数は8739、アメリカでは5700と言われます。病院の効率化を目指して統合・再編が行われてきているようですが、併せて、病院の在宅医療分野への転換が求められます。増え続ける社会保障費の増大を考え、医療のより一層の効率化が求められております。

医療の再編がうまくいかないのであれば、価格の自由化も進めねばならないのではないかとの話もありましたが、構造改革は待ったなしの状況です。