本日の日経新聞に、「経済停滞下の企業戦略」と題して、人材育成・結束力重視を訴える、一橋大学教授守島 基博先生の論文が出されていました。

もっともなお考えであり、我々の戦略上においても極めて的を得た考えですので、本日と明日の2回に分けてご紹介をしたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
企業が競争力を持続するには2つの特徴があるといいます。第一は、優れた戦略を持つことだ。戦略とは企業が価値創造をするための見取り図であり、これがないと経営が行き当たりばったりになり、資源が浪費される。

ただ、どんなに優れた戦略を構築しても、それをきちんと実行する体制が伴わなければ絵に描いた餅である。そのために第二に、戦略を実行し、それを成果に結びつけていく力が必要である。これを仮に組織力と呼ぼう。短期的・長期的な戦略目標の達成のために組織が持つべき能力だ。

長期的な戦略目標の達成のために組織が持つべき能力だ。

長期的に競争力のある企業は、優れた戦略を持ち、かつそれを実行する組織力を同時に持つ企業だといえる。

その意味で単純化すれば、経営とは戦略論と組織論から成り立つ。・・・途中省略

筆者の調査によると、多くの企業で以前よりも組織力が低下しているようだ組織力の低下とは具体的にいえば、働く人の結束力が弱い、働く人のモチベーションが低い、ビジョンや理念が浸透していない。職場でコミュニケーションが有効にとれていない、職場で人材育成がうまくいかないなどの症状で表れる。これは企業としても、戦略を実行し、事業目標を達成する力の低下につながるため重要な問題である。

組織の強さを取り戻すヒントは年末の明日に。