2月23日の全国介護保険・高齢者住宅保険福祉担当課長会議で下記の内容が報告されたようです。特に訪問介護サービスにおける取り消しが最多になっています。介護保険が改正のたびにより複雑になって参ります。それに併せて取り締まりも強化される。何かイタチゴッコのようなことが繰り返されなければ良いのですが。しっかりとした管理体制が望まれます。
…………………………………………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
介護の指定取り消し、10年度は103件- 11年間累計で880件 (医療介護CBニュース 2月24日(金))

厚生労働省は23日、2010年度に指定取り消し処分となった介護保険施設・事業所が103件だったと発表した。介護保険制度が創設された00年度以降で3番目の多さ。また、00-10年度の11年間で指定を取り消された施設・事業所の合計は880件に上った。厚労省が、同日の「全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議」で示した。

10年度の取り消し件数を介護サービスの種類別に見ると、訪問介護(37件)が最も多く、これに介護予防訪問介護(17件)、居宅介護支援(12件)、通所介護(5件)などが続いた。法人の種類別では、営利法人(79件)が全体の4分の3超を占め、以下はNPO法人(13件)、医療法人(7件)、社会福祉法人(4件)の順だった。

指定の取り消し理由(複数回答)では、「不正の手段により指定を受けた」(51件)、「介護給付費の請求に関して不正」(46件)、「人員について、厚労省令で定める基準を満たすことができなくなった」(36件)などが多かった。

また、11年間の累計を見ると、取り消し件数が最も多かったサービスは、訪問介護(298件)で、以下は居宅介護支援(191件)、通所介護(75件)、介護予防訪問介護(73件)などの順。法人の種類別では、営利法人(665件)が最多で、以下は医療法人(78件)、NPO 法人(72件)などと続いた。
指定取り消し処分数の推移