<前回に続く>
民間企業が異業種から人材を獲得する手法について

①みずからが人材採用の力を持つこと。

②その為には、現場の労働生産性を高め、魅力ある報酬体系や人事システムで他産業からの人材の流入を促す魅力ある業態となること。

③その為には、商品開発や新しいサービスの提供により現在の事業を付加価値性の高い事業へと業態転換を行うこと。

④更に、労働生産性を高めるための人的資源のレベルアップを図るこ。

⑤その為には、自らの人材教育・訓練システムを持つこと。

看護師と介護士の報酬体系が異なるのは何故でしょうか? それだけ教育に時間をかけている? 医療の報酬体系が高く、高い人件費を吸収できる?

だとすれば、同じことを試みれば良いのではないでしょうか。人材教育や人事システムにより、高度なサービス業としての職業を構築すること、それに見合うだけの報酬を支払うこと、この好循環をつくり出さないことにはいくら制度をいじくっても、抜本的な改革にはなりません。

働きたい人に働く環境が与えられ、働けば働くほど、それに見合う報酬が得られる環境をつくりたいのです。