昨日の日経新聞社説に見出しの記事が載っていました。「シニアが暮らしやすい街づくり」という題材ですが、内容からしていっこうに街づくりのイメージが湧いてきません。社説担当者には「高齢者の街」のイメージが持てていないのではないでしょうか?

コンビニエンスが高齢者向けの商品を提案してきているとか、パナソニックが健康面のケアサービスを充実した住宅街をつくるとか、GEヘルスケア・ジャパンが医療機器と医師などを載せた移動医療車両の実験を始めたとか、各企業の単発的な取り組みを載せるだけで、いっこうにシニアが暮らしやすい「街」の全体像が見えてきません。点が線になり、線が面となる姿が描き切れていないのです。

「今後もう一段の飛躍のために必要となるのが、多様なプレーヤーの連携と規制緩和」と抽象的に唱えるだけで、街をどのように構成するのか、その街のなかでそれぞれの企業がどのような役割を果たすのかといった具体的な提案には触れることはできていません。

「民が創る新成長モデル」のモデルが見えてこないのです。このモデルが今後の新しいビジネスモデルともなるべきもので、その創出が求められています。このモデルを描き切れた企業が市場を席巻することになるでしょう。