介護度が年々高まるなか、認知症患者の数は増える一方です。この度、下記の報告がなされました。深刻です。
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全国の要支援・要介護者における認知症患者数は204万人、疑いまで含めると255万人に
~ケアマネジメント・オンライン 認知症に関する介護現場の実態調査結果調査より~

株式会社インターネットインフィニティー(2013年1月28日)

ケアマネジャーに対して実施した認知症に関する調査結果を掲載

・介護サービス利用者の45%は認知症患者、認知症の疑いがある利用者を含めると56%
・ケアマネジャーの関心事は「利用者・家族への接し方」「家族の負担軽減」の次に「認知症の薬物」
・ケアマネジャー全体の3/4以上が、認知症の薬物療法について利用者や家族に伝えたいと考えている。

この度、介護現場における認知症実態について調査を実施致しました(有効回答数530人)。主な結果は以下の通り。

■主な調査結果
 ・介護サービス利用者の45%は認知症患者、認知症の疑いがある利用者を含めると56%
 ・介護度が上がるほど認知症患者は増加し、要介護3以上では約60%に達した。
 ・利用者人数が最も多い要介護2でも、疑いまで含めると過半数に認知症の可能性があるという結果となった。
 ・要介護5では、実に4人に3人が認知症または認知症疑いという結果となった。

・在宅介護サービスを提供するケアマネジャー(n=530)が担当する要支援・介護者(合計14,376名)のうち45.1%は、認知症の診断を受けていた。

・厚生労働省の介護給付費実態調査※(2012年7月審査分)の利用者数を元に換算すると、実に204万人が認知症の診断を受けているという結果となった。また疑いまで含めると更に51万人増え、合計で255万人の推計数となった。