昨日、株式会社フェアスタートの永岡鉄平社長と面談することができました。監査法人からの紹介を頂き、兎に角早く会いたいと思っていた人物です。児童養護施設退去者の就職支援をしている会社の代表です。

驚いたのはその若さです。1981年生まれですので、丁度私と30歳離れています。31歳です。このような若い方が、児童養護施設退去者の自立支援を事業として取り組んでいることに驚きを隠せませんでした。

永岡代表のお話では現在、児童養護施設は全国で585カ所、総人員は約3万人といわれます。年間1000人程度が卒園していると言われます。これも驚いたことですが、親の居ない入所者は1割とのこと。9割は親がいるというのです。虐待やネグレクトといった家庭環境に恵まれない子供達が入所されているケースが多いということにも大変驚きました。

施設を退去し就職するのが8割と言われますが、必ずしもその後の仕事環境には恵まれてはいないようです。ここに彼の役割があります。仕事につくものの、事前に十分なカウンセリングが受けらないまま、ミスマッチをお越し、フェードアウトしていく、そのような若者が多いと聞きます。正社員から非正規社員に、そしてニートになっていくという若者もいるといいます。

企業との間に立って、就職支援、自立支援を行いたいという代表の志に大変共感します。介護の現場は大変な人材不足です。是非、コラボレーションをしたいと思います。介護の仕事を通して自己実現を図ることのできるキャリアプランを提案したいと思います。