タブレットやスマホで利用可能な介護スタッフ同士を結ぶITサービス、ワイズマンが提供
2013/08/26増田 克善=医療ITライター/デジタルヘルスOnline (筆者執筆記事一覧)

介護の現場ではITインフラの整備が遅れています。何よりもスタッフ間の情報共有の遅れや、記録情報のデジタル化等の遅れは、介護現場の生産性アップの大きな制約条件にもなっているのではないかと思われます。

そのような状況で、今回ワイズマンが提供を始めるという新しいITサービスには大変関心があります。このような安価なシステムがもっともっと出てこなければ、業界自体の生産性も向上しません。経営者としても、介護スタッフ一人一人と情報交換ができる仕組みが必要です。今後、このシステムを研究をしたいと思います。
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介護業界向けソリューション大手のワイズマンは、介護に携わるスタッフ間コミュニケーションを促進するITサービス「wiseman connect」(ワイズマン・コネクト)を、2013年8月26日から開始すると発表した。

wiseman connectは、Webブラウザを利用するクラウドサービスとして提供される。PC端末だけでなく、タブレットやスマートフォンでの利用も可能。提供されるサービス機能は、
(1)利用者の状態をかかわるスタッフ間で共有する機能、
(2)事務連絡等に利用する掲示板機能、
(3)法人内あるいは事業所内のスタッフどうしでの意見交換などに使う会議室機能の3つ。

 
利用者情報共有機能は、一人の利用者にかかわるケアマネージャー、ヘルパー、デイサービス担当などに閲覧権限を設定し、各人がその日の利用者の状態を書き込んで共有する。

掲示板機能は、法人全体や各事業所単位で複数の掲示板を立ち上げて、各種行事や申し送り事項などの共有に利用できる。

会議室機能は、スレッドを立ち上げて日常的な業務などにおいてベテランスタッフが介護経験の浅いスタッフにアドバイスしたり、意見交換したりできる。

介護の現場では、一人の利用者に対し複数のサービス事業所、あるいは多職種のスタッフが介護業務に携わっているが、事業所のIT環境やスタッフのITスキルの問題から誰でも容易に利用できる情報共有サービスが見当たらないのが現状。

「多職種スタッフ間で利用者の最新の状態を把握・共有しながら、より良い介護を可能にするコミュニケーションツール、事業所内での通達事項をスムーズに伝達できるグループウエア的な機能、日常業務におけるアドバイスやスタッフ教育的な利用を想定したサービスを企画した
(ワイズマン福祉事業本部商品開発室室長 伊藤宏光氏)と開発の経緯を説明した。