昨日面接をさせて頂いた方よりのお話です。彼女は長年外国を回ってきた方ですが、海外に移住している日本人の高齢化について今まで聞いたことのないお話を聞くことができました。

外国人と結婚してその国で暮らしている日本人の高齢化も進んでいると云います。例えばドイツ人と結婚してドイツで長年生活をしている女性が高齢化に伴い認知症になられた場合、ドイツ語から忘れるそうです。最終的には日本語しか話せないという状況になるというのです。

そうなると、ご家族との会話ができなくなるばかりか、病院に行っても日本語しか話せない為に大変困っているといわれます。そのようになった場合のことを想定して、子供には小さいころから日本語を学ばせる家族もいるといいます。

逆に日本に来ている外国人も同様と考えられます。日本人男性と結婚をしておられ、高齢化となった場合に同じような現象が起きる可能性があるというのです。そうなると、ゆくゆくは日本国内において、同じ国の外国人による高齢者住宅の開発も必要ではないかという考えです。

当然、将来的には外国人労働者も介護に従事する人が増えてくるでしょう。そうなれば、同じ国の出身者が同じ国の高齢者を介護をするという環境も生まれてくるかもしれません。日本国籍をもっている外国人向けに高齢者住宅を作ることも今後は視野に入れる必要があるかもしれません。