特養の個室率が上昇している状況が明らかになってきました(高齢者住宅新聞3月26日号)。これは大変好ましいことかと思いますが、一方においてはご利用者の月額の負担も増える傾向にあるのではないでしょうか? 

まだ依然として値段の安い相部屋のニーズも高いものがあります。今後、個室化が進んできた場合には特養にも入れない方々が増えてくるのではないでしょうか。
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■2012年10月1日時点での特養の個室割合が67.5%と2011年10月1日より2.7ポイント上昇したことが厚生労働省の調査で明らかになった。これは3月13日に公表された「平成24年介護サービス施設・事業所調査」の調査結果に基づく。

■全国の特養数は6590。定員総数は47万5695人。1施設あたりの定員数は72.1人。平均入居率は97.8%となった。

■全居室に占める個室の割合は67.5%で前年より2.7ポイント上昇。4人部屋の割合は前年より1.8ポイント減少し、21.6%となった。

■個室化の比率は老健の42.3%、介護療養型医療施設の20.1%に比べて高いものとなっている。ちなみに、老健、介護療養型医療施設ともに居室で最も多いのは4人部屋。いずれも2011年に比べると減少しているものの、それぞれ全居室の41.5%、50.8%を占めている。

■ユニットケアを実施している施設は36.1%、1施設あたりの平均ユニット数は6.1.

■入居者の平均要介護度は3.89で前年と同じ。ここ5年間でも「ほぼ横ばい状態となっている。

■入居比率に占める割合が最も多いのは要介護度5で全体の35.3%を占めている。尚、この割合は2011年より0.5ポイント減少した。又、次回の介護保険制度改正で、特養の入居対象者から外される見込みの要介護1または2の入居者は全体の11.6%を占めており、微減傾向が続いている。