「“第2の自宅”への帰宅も含めた在宅への早期復帰こそ最大の目的」と元日経新聞の福祉ジャーナリスト、浅川澄一 氏が提案しています。そのポイントは第2の自宅である、高齢者住宅。ポイントをついていると思います。
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■ここで言われる在宅とは、必ずしも自宅ではない。自宅での家族ケアを強制するのは介護保険の創立の精神に反する。

■「介護の社会化」が介護保険制度の重要な目的であるからだ。家族介護からの解放をアピールしたことで世論が受け入れ、強制徴収に近い保険料を納めることに納得した。

■家族に余裕があれば自宅復帰の可能性が高いが、一人暮らしや老々介護では難しい。では、自宅でない在宅とは何か。

■それに該当するのは、住宅系施設と言われる認知症グループホームであり、有料老人ホームで介護保険の特定施設入居者生活介護の指定を受けた介護付き有料老人ホーム、あるいは外部から在宅ケアサービスを入れる住宅型有料老人ホームなどだ。

■さらに、2011年10月から新しいケア付き住宅として制度化された「サービス付き高齢者住宅(サ高住)」が挙げられる。

■いずれも個室を備えて、プライバシーが確保された「第2の自宅」である。こうした「在宅」への早期の復帰を促すのが地域包括ケアの目的であり、病院もその趣旨を弁(わきま)えねばならない時代ということだ。