求む、訪問介護員 田辺市が本宮町移住希望者に助成 (紀伊民法2015年03月05日)

田辺市が介護職員の移住制度を始めました。地域の介護を守るために、ここまでの対策が求めらえています。
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和歌山県田辺市は、本宮町に移住し、訪問介護に従事することを希望する人を対象に、介護資格の取得費用や研修中の生活費を助成する。介護人材の確保と定住者の増加を図るとともに、事業を全国発信して市をPRするのが目的。2015年度予算案に222万円を計上した。

本宮町の65歳以上の高齢者は14年9月現在1401人で、高齢化率45・0%。「旧田辺市」「大塔地域」「本宮町」「中辺路町」「龍神村」の5地域で最も高い。13年度の要支援・要介護認定は349人で、認定率24・6%。推計では17年度に413人、30・0%まで上昇する。

一方で、居宅介護サービスの利用は全項目で市平均以下。比較的利用が多い訪問介護でも市平均の52・5%にとどまっている。町内にサービス提供事業者が少なく、介護人材も不足しているという。

助成するのは介護職員初任者研修(旧訪問介護員2級相当)の費用全額(15万5千円)と研修期間(2カ月間)の生活費1カ月11万2千円。

資格取得後は、本宮町内の介護事業所で正規職員として雇用する。農林業など第1次産業との兼業希望者は、臨時的雇用も検討する。

住居確保のため、空き家も紹介する。家賃は1万円程度の見込み。本宮町内に5年以上居住できなかった場合は、助成金を返還してもらう。

募集は市の広報紙や都市部のミニコミ誌への掲載、移住者誘致事業や各種イベントでPRする。選考は雇用を予定している事業者が担当。東京や大阪で面接する。

市やすらぎ対策課は「全国でも珍しい試み。田舎暮らしを希望する若い層にアピールしたい。成果があれば他地域にも広げたい」と話している。