新潟長岡市に7月1日にオープンした「サポートセンター摂田屋」が話題を 呼んでいるようです。サテライト型特別養護老人ホーム定員20名ということ ですが、これまでの特別養護老人ホームとは少し違うようです。 完全個室で各部屋に出入り口とテラスがあり、共用スペースにはキッズルーム や地域の人々が集まれるバーカウンターまであり、従来の特養とはコンセプト が異なるようです。 もともと運営母体は大規模老人ホーム「こぶし園」(当初定員100名)を運営 していますが、こぶし園の入居者を入居者の地元地域へ還す運動を展開し ておられます。既にこの摂田屋まで計3カ所に55名を還してきています。 総合施設長の小山氏は「後2年でこぶし園はゼロになる。でも老人ホームは どんなに小さくても理想形ではない。居室にキッチンもトイレもないから家族 も呼べない。在宅介護を基本とし、無理ならバリアフリーの共同住宅に住ん でもらう形が一番。それを我々介護事業者が24時間、365日サポートすれば いい。老人ホーム内の連続家サービスを地域化することが大事」と述べて います。 大規模特別養護老人ホーム→サテライト小規模老人ホーム→ケア付き共同 住宅への地域回帰が始まりだしているのではないでしょうか?サポートセンター 摂田屋はその兆しのような気がします。この流れをもっと加速度化させたい。 そのような受け皿づくをしたい思います。