これまでデイサービスでニーズの高かった泊サービスについて長妻大臣から方針 が出されたようです。記事を抜粋します。 『長妻厚生労働相は24日、高齢者が日中に通う通所介護(デイサービス)の施設で 宿泊もできるようにする事業を、2011年度予算の概算要求に盛り込む方針を表明 した。約8000床分、数十億円を要求することが決まった。 都内のデイサービス施設を視察後、記者団に語った。 予算化の対象は、宿泊に必要なベッドなどハード面に限り、人件費などは対象外と なる。 長妻氏は、宿泊に関する人件費などに、2012年度の介護報酬改定を待たずに介護 保険を適用できないか、検討を始める考えも明らかにした。 一部の事業者は現在、介護する家族の負担軽減のため、介護保険外の自費サービス として宿泊を導入している。23日の社会保障審議会介護保険部会では、現行では 10時間未満の預かり時間となっているデイサービスを大幅に延長する原案が提示 された。(2010年8月24日21時18分 読売新聞)』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 我々が第4世代の商品として位置づけていたお泊まり付デイサービスが商品化される こととなりそうです。自宅と施設や高齢者住宅をつなぐ機能をもつ商品がこれまでも 必要とされてきました。 訪問介護、デイサービス、宿泊によるワンストップサービスは小規模多機能施設による 丸めのサービスとして制度化していましたが、人員基準が厳しく事業的には今いち 不人気でした。今回のこの商品が市場に投入されることで、今後宿泊付きのデイサービス が一気に増える可能性があります。 後期高齢者が増えることで、自宅⇒訪問介護⇒デイサービス⇒宿泊付きデイサービス ⇒ショートステイ⇒ケア付き高齢者住宅といった流れが加速度化することになるでしょう。 多様な住まいの在り方を提案する上で好ましい政策だと思います。この政策を取りこんだ 新しいビジネスモデルが出来てくるでしょう。商品力の時代です。