1/4の特養、施設内での看取り実績なし―全国老人福祉施設協議会

(ケアマネジメントオンライン 2015/08/19 )

最近看取りができない特養が増えているという情報を得ておりましたが、その内容を裏付ける報告がなされました。人手不足も影響をしていることが伺えます。

看取りのできない特養?考えさせられます。高齢者住宅との違いはどこにあるのでしょうか? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 全国老人福祉施設協議会は8月19日、2012年度の業務実績の調査結果をまとめた「全国老人ホーム基礎調査報告書」を公表した。

調査は、同協議会の会員施設を対象に行われ、特別養護老人ホームは、対象となった4,550ヵ所のうち2,121ヵ所から回答が得られた。 ■施設の状況 2,121施設の経営主体は、95.9%が社会福祉法人(社協以外)。施設の収支状況は、79.1%が黒字、18.3%が赤字であった。 1施設あたりの平均の常勤専従実人数は、介護職員24.8人、看護職員2.8人、介護支援専門員0.8人、事務職員2.0人であった。

このうち、常勤介護職員の年齢階層別にみた構成比は、20代が32.8%で最も多く、30代は27.6%、40代は19.2%で、年齢が上がるほど占める割合は低下する。 反対に、非常勤介護職員は、40代が22.6%で最も多く、次いで30代が20.6%、50代が20.2%と続くという結果であった。

常勤介護職員の勤続年数は、「5~10年未満」が25.5%で最も多く、次に「1~3年未満」24.3%が続いた。 ■入所者の状況 入所者の要介護度は、「要介護5」が35.7%、「要介護4」が33.4%で、重度の入所者が約7割を占めるものの、「要介護1・2」の人も全体の1割を占めた。 入所者の所得段階で最も多いのは、「第2段階(世帯全員が市町村民税非課税で、本人の公的年金収入額+合計所得金額が80万円以下)」で、59.6%を占める。次に多いのは、「第3段階(世帯全員が市町村民税非課税で、本人の公的年金収入額+合計所得金額が80万円以上)」で、19.7%を占めた。「第1 段階(生活保護者等)」は5.0%であった。 入所者の入所年数は、「3.5~4年未満」が23.7%で最も高く、次いで「3~3.5年未満」19.0%、「4~4.5年未満」17.8%と続いた。 2012年度に退所した入所者の退所理由として最も多いのは「死亡(施設内)」43.2%で、次いで「死亡(入院中)」31.8%が続いた。

一方で、施設での看取り実績がないところは25.3%あり、看取りをしない理由は「看護体制がとれない」ことが大きいようである。