高齢者住宅業界の第5位のワタミの介護の譲渡交渉が行われていると報じられました。損保ジャパン日本興亜ホールディングスや、パナソニックなどと売却交渉中とみられます。

ワタミの介護は介護付き有料老人ホームを中心に高齢者住宅事業において拡大をしてこらました。直近では112施設、約8500室を保有しております。

今回の譲渡については、風評被害等で稼働率が80%を切り、経営困難となったと言われますが、果たしてそれが原因だったのでしょうか?

ワタミの介護は介護付き有料老人ホーム以外に住宅型有料1棟、サービス付高齢者向け住宅1棟と他の分野の施設が少ないのが特徴です。

市場そのものが、マルメ報酬型の介護付き有料老人ホーム(特定施設)から住宅型、サ高住 といった外付けモデルに転換を始めていた時期に、新しいモデル開発に遅れたとも言えるのではないでしょうか?

介護業界は市場の成長と同時に、介護保険制度の改定により、急速に環境が変わってきています。世の中は在宅志向になっているのに、執拗に介護付き有料にこだわったことが敗因の一因ではなかったかと推測されます。

住宅型有料やサ高住 は大変困難な事業です。我々も死に物狂いでモデル開発に取り組んでいます。激変する市場環境に対して生き延びるモデルを開発することは容易ではありません。しかし、生き残るためには避けて通れない取り組みです。

今回のワタミさんの取り組みを他山の石としないよう、取り組んで参りたいと思います。