今回、福島の南相馬市からエルスリー取手に高齢者を受け入れる準備をしています。提携病院様のご紹介で、先日、病院の事務長と一緒に入居相談室長が南相馬市を訪問し、受け入れのご相談を受けて参りました。

現在の現地状況は次の3つの対応となるようです。
     被災地である市は仮設住宅の位置づけが市によって異なる
     市内の被災者のみ受け入れてる架設住宅を持つ市
     市外の被災者のみ受け入れてる仮設住宅を持つ市
     市 内外 双方の被災者を受け入れてる仮設住宅を持つ市
南相馬市は三つ目に当たるそうです。
現在仮設住宅には高齢者が多く、この方々はどうしても福島から出たくない、自宅に戻りたい、との要望の高齢者との事。
来年度には解除され戻れる事になりそうではあるが若い方が殆どいなく、生活が維持していけるかが疑問と、心配しておられます。残ってる方の大半が高齢のご夫婦のみの世帯、もしくは独居との事のようです。
復興住宅もかなりの数増えてるそうですが 家族のある方が優先されてるとの事。故に上記のような現状となってるとのお話です。
この地域より出たくないとはいうものの、高齢化は進んでおり、外部に受け入れの需要は出てくると考えられます。
介護施設は職員が集まらず(若い方がいない)閉鎖されてるところが多いとのことで、青森、北海道に送ってるのが現状のようです。
又、次のような状況も明らかになって参りました。
除染作業にて2、3千人の作業員が現在入ってるようです。仕事のない高齢者、病気を持ってる方等が多く その方々が当地で倒れられ医療機関があふれているとのことです。
今回、初めてお一人の高齢者の受け入れを地元の病院より検討させて頂いておりますが、一旦は取手の提携病院に転院後、エルスリー取手に在宅復帰というスタイルを取りたいと考えております。これから積極的に受け入れを進めて参ります。
病・病連携⇒病・介護連携を実践して参ります。