テレビでも取り上げられておりましたアサヒグループ食品がこれからの高齢社会を見越して「介護食」に注力という報道がされています。介護食品市場は2011年以降二ケタ成長を遂げているようで、今後の商品開発が期待されます。人手も不足するなかで、調理が不必要な介護食の開発は今後大きな成長を遂げることになるでしょう。
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「介護食の認知度を上げたい」:
アサヒグループ食品 「介護食」に注力 20年に50億円目指す

アサヒグループ食品は、シニア向け食品の新ブランド「バランス献立」シリーズを展開すると発表した。2020年までにシニア向け食品事業の売り上げを50億円規模に育てるという。

[ITmedia]2017年08月09日 

アサヒグループ食品は8月8日、新ブランド「バランス献立」シリーズを9月1日から展開すると発表した。高まる在宅介護のニーズに応え、2020年までにシニア向け食品事業の売り上げを50億円規模に育てるとしている。
photo アサヒグループ食品のシニア向け食品

 グループ傘下の和光堂(現・アサヒグループ食品)が展開していたシニア向けレトルト食品(介護食)を、アサヒブランドとしてリニューアルする。商品ラインアップは、雑炊や肉じゃが、シチューなど全33品(税別180円)。

 和光堂がベビーフード事業で培った製造技術を応用し、顎の力が弱くても食べやすい商品を用意した。パッケージデザインは、「容易にかめる」「歯茎でつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」の4タイプを色別に分類し、選びやすくした。

 同社の河本拓也 和光堂事業本部マーケティング部長は「介護食市場は今後も伸びると予測されているが、介護食というジャンル自体の認知度が低いのが現状。今後は販促プロモーションに積極的に投資したい」と説明する。

 

 同社の調査によると、同居の要介護者がいる人の中でも介護食の認知度は26.5%、購入経験がある人は15.1%にとどまっている。知名度の高いアサヒブランドとして訴求することや、1万人規模のサンプリングを実施するなど、販促面を強化することで、売り上げ規模を拡大させたい考えだ。

 また同時に、口腔ケアの新商品「うるおいキャンディ」を発売する。「口腔ケアによって唾液腺の機能を高め、誤嚥(ごえん)をなくすことで、日本人の死因第3位である肺炎を予防することができる」(同社)として、口腔ケア商品の市場を開拓したい考えだ。

 シニア向けの食品市場は年々拡大しており、同社のシニア向け食品事業も11年以来、2桁増を続けている(16年は前年比11%増)。

 同社の尚山勝男社長は「現在、当社のシニア向け食品事業の年間売り上げは14億円だが、介護食や口腔ケア商品に力を入れることで、20年までに50億円を目指したい」と意気込む。

 「25年には65歳以上の人口が全体の30%を占め、団塊の世代の全ての人が75歳以上となる。介護の需要はますます増え、さまざまな問題が浮き彫りになる。食事の問題もその1つ。先進国の中で、日本が最初に直面するこの社会課題に食事の面でアプローチしたい」(尚山社長)