リクルートキャリアが「介護人材を辞めさせない戦略」という内容を報告されています。その中で、面白い提案がなされています。要はお金より職場環境と言い切っておられます。一理ありです。大変参考いなるのでご紹介しておきます。是非、参考にされて下さい。
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170803-OYT8T50047.html?page_no=1

ポイントは次の4つ

1.ロボットやITの導入
HELPMAN JAPANの調査でも、ロボットを5種類以上導入している施設では、従業員満足度が62.8%と、未導入の施設より20ポイントも高かった。実際に、離職率低下の成果を上げている施設も少なくない。
・・・今後導入が加速化されるでしょう。国の補助制度が必要です。

2.モチベーション研修の実施
 ユニークな研修は難しい講習などは一切行わない。参加した職員たちは期間中、一緒に料理を作ったり食べたりしながら、ひたすらのんびりと過ごす。そして、仕事のことをいったん頭から切り離して、今までの人生で楽しかったことや(つら)かったこと、そして、介護の仕事を志した時のことなどを振り返り、悩みを打ち明け合う。こうした過程を経ることで、仕事へのやりがいを再び見いだす職員が多いという。
・・・有効な研修だと思います。皆、疲れ切っていますので、現場を忘れて皆で過ごす時間は貴重だと思います。

3.職員間の連帯感を醸成する試み
日々、慌ただしく働く介護職員たちは、お互いに面と向かって「ありがとう」と声を掛けたり、気持ちを伝え合ったりする機会はそう多くはない。「ありがとうカード」を貼ってもらった職員は、仕事の喜びややりがいをあらためて感じることになる。それによって施設内の人間関係が円滑になり、離職率の低下につながったという成果が、多くの施設で見られ始めているという。

4.就職後3ヶ月でのコミュニケーションと評価

多くの職員が、就職して3か月を経過したタイミングで、仕事へのモチベーションを著しく低下させていることが分かった。

 「就職後3か月」というタイミングは、介護業界では一般的に「独り立ちの時期」と言われている。
・・・離職する場合は3ヶ月以内が約半数を占めます。この間の上司の指導が極めて重要となります。