愛知・大府市が全国初の認知症条例を制定するという記事が掲載されました。大府市には国立長寿医療センターもあることから、今後の取り組みが期待されます。是非、全国的にこの動きが広がることを期待したいものです。
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認知症条例を制定へ 「全国初めざす」 愛知・大府市長
朝日新聞2017年8月31日
認知症になっても安心して暮らせる社会を目指し、愛知県大府市は「認知症に対する不安のないまちづくり推進条例」を制定する。
岡村秀人市長が30日、定例会見で条例の原案を発表した。市民から意見を募った後、12月定例市議会に条例案を提案し、来年4月の施行を目指す。岡村市長は「全国初の条例になると思う」としている。
岡村秀人市長が30日、定例会見で条例の原案を発表した。市民から意見を募った後、12月定例市議会に条例案を提案し、来年4月の施行を目指す。岡村市長は「全国初の条例になると思う」としている。
大府市には国立長寿医療研究センターや認知症介護研究・研修大府センター、あいち健康の森健康科学総合センターなどの研究機関がある。市は長年、「健康都市」をまちづくりの基本理念に掲げてきた。
原案では、認知症に関する施策や取り組みを総合的に推進することを目的に市民、事業者、地域組織などの役割や、市の責務などを規定。認知症の人や家族の視点に立った取り組み▽誰もが安心して暮らせる地域社会の実現▽市民らの相互連携――などを基本理念とした。
さらに市の責務として、認知症の現状、認知症の人や家族の要望などを調査分析し、認知症の施策を総合的に実施するとした。そのうえで、①正しい知識の普及②研究成果を活用した予防活動③認知症の人や家族への支援――などを推進するとしている。こうしたまちづくりについて、専門家や住民らによる審議会を条例で設置する。
市は9月1~30日にホームページや市役所などで原案を公開し、パブリックコメントを募集。最終的な条例案にまとめる。問い合わせは市健康都市推進課(0562・45・6226)へ。
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