他にも、ファミリーマートとスーパーを展開するAコープ西日本が2015年に共同で出店した店舗では、セルフサービス式のカラオケルームが店内に設置されたり、介護予防教室などが開催されたり、地域の高齢者へ向けたサービスが行われているようです。

■「介護学」を学ぶことで、よりよい介護のあり方について考えるきっかけになる

今回紹介した「コンビニを拠点とした高齢者支援サービス」などのような、よりよい介護のあり方について考えるのが「介護学」という学問です。介護学では、高齢者を心身ともに理解し、生活支援に必要な知識や技術を身に付けていきます。

介護学の学びは、実際に高齢者へ向けたサポートを行っていく介護・福祉サービス業界でも生かすことができます。高齢者がより住みやすい環境や仕組みづくりに興味がある人は、介護・福祉サービス業界の仕事が向いているかもしれません。

「介護学」での学問や研究、介護・福祉サービス業界に興味を持った人は、高齢者がより自分らしい生活を送るためにはどうすればいいかという視点を持って世の中を見つめてみると、今回紹介したコンビニと介護の連携のような新しい発見があるかもしれませんよ。