ケースワーカーのお仕事は大変です。 一人100人を超える生活保護者を担当しておれば確かに寝暇もないぐらい多忙だと思います。そのお仕事の内容を現役ケースワーカーが本音で語る生活保護のブログでご紹介させて頂きます。真摯にケースワーカーのお仕事をして頂いている姿に頭が下がります。 勉強をさせて頂きます。    
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつ連絡してもケースワーカーが出張中・外出中の理由

よくケースの方から、「連絡をするといつもいないですよね…」と言われます。
これは私だけではなく、他のケースワーカーも言われています。

なぜケースワーカーはいつも不在なのか、なかなかつかまらないのか。そう疑問に思っている方も多いかと思いますが、実際に中で働いてみるとその理由がわかります。

いくつか外出となり「不在」となる例をあげてみます。
ここにあげるものは、少なくとも私は経験済です。

 ◇定期訪問・・・いわゆる家庭訪問。時期や回数のノルマあり。
 ◇新規訪問・・・新規で保護となった場合の最初の家庭訪問
 ◇転居確認・・・ケースが転居した際の確認訪問
 ◇入院付き添い・・・病院からの要望に応じて
 ◇入所付き添い・・・施設からの要望に応じて
 ◇退院付き添い・・・病院からの要望に応じて
 ◇身元引受・・・主に警察からの連絡に応じて。公園で倒れています・・・など
 ◇地域でのトラブル・・・苦情処理、住民への説明
 ◇契約同行・・・不動産屋
 ◇研修・・・外部機関での研修(定期的にある)
 ◇相談・・・ケアマネさんとの会議、打ち合わせなど
 ◇他機関への出張・・・市役所の別部署、他自治体への視察、介護施設の視察
              ・・・民生委員やNPOとの定例会議や懇親会

1人で100世帯担当するとなると、毎日何かしらの用件で外出することになります。事務所で終日過ごせる平和な日はほぼありません(なくはないですが月に2~3回です)。

特にケースは身寄りがない方や、いたとしても疎遠になってしまっている方が多く、外部機関から何かにつけて「ケースワーカーさんが来てください」「身元の引受人がいないのでなんとかしてください」となりがちです。

そのすべてに対応することは時間的に到底無理なのでそこは先方に説明するようにしていますが、緊急性を要する場合はそうもいっていられません。