高齢者の賃貸が借りにくいというのは以前から問題となっていました。単身高齢者の増加に伴って、一層この問題がクローズアップされています。R65不動産様のような仲介してくれる方々とそれをバックアップする仕組みが必要です。
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ガイアの夜明け「高齢者シングルの賃貸が借りにくい」問題に「他人事じゃない」と身につまされる人多数

2017年9月21日

日本ではいま、単身世帯が増え続けている。自ら選んでシングルを貫く人も多い一方で、心の隅によぎるのは「孤独死」という言葉だ。だが、それを気にするのは何も本人だけではない。


9月19日放送の「ガイアの夜明け」(テレビ東京)が、高齢の単身者が賃貸物件を借りにくいという現状を伝えたところ、ネット上では「他人事ではない」とつぶやく人が相次ぐなど話題になっていた。(文:okei)


■大家は高齢単身者の「事故物件」になるのを怖れているが…



17年間、東京都内で一人暮らしを続けてきたUさん(67歳・男性)は、建て替えを理由に今年の10月末での立ち退きを迫られていた。しかし、大家の約60%が「高齢者の入居に拒否感がある」という現在、新しい住まいはなかなか見つからない。


多くの賃貸オーナーは、後始末が大変で事故物件になるリスクが高い高齢単身者の「孤独死」を怖れているのだ。


そこで頼ったのが、65歳以上だけに物件を紹介する「R65不動産」だ。社長の山本遼さん(27歳)は、かつて不動産会社の営業だった。高齢者が部屋を借りられず困窮するのを目の当たりにしショックを受けた経験から、この会社を立ち上げた。


山本さんがすごいのは、借りづらいなか粘り強く交渉を続けるだけでなく、オーナーの不安を解消しようと様々な取り組みを行なっているところだ。7月に開催された賃貸展示会で、多くのオーナーたちをこう口説いていた。



「健康状態や身内の有無、緊急時の対応をしっかり把握しておけば問題ないんですよ」
「高齢者は一度入ると長く入居してくれる。今後空き家は増えていきますが、高齢者を入れることで、空き室に対してリスクヘッジができる」


人口が減少に向かう中、ずっと「高齢者は拒否」では済まないだろう。

<次回に続く>