<前回に続く>

野口氏は「20世紀の終わり頃から、シリコンバレーは産業社会の文化を乗り越え、変革をリードしてきました。日本も新しい可能性を見出し、同様の変革を成し遂げなければなりません」と語る。楢崎氏も「日本の大企業は一度成功すると守りの意識が働きます。シリコンバレーの起業家の果敢なチャレンジ精神を学ぶことは大切です。早く失敗をして、いろいろなことを学んでください」と語る。
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日本アイ・ビー・エム
執行役員
チーフ・テクノロジー・オフィサー
久世 和資氏


 最後に久世氏は「イノベーションを起こすためにはダイバーシティも重要です。我々も、異なる経験やスキルを持つ人々を「IBM Cloud Garage」に集め、アイデアを出しあい、モノづくりを進めています。日本企業はモノづくりや品質に対するこだわりがあり、仲間と協力しあう強さもあります。その良さを活かして、世界をリードするイノベーターになることに期待しています」とまとめた。

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ディスラプターになるために必要なものとして、久世氏は「ダイバーシティ」、野口氏は「変革」、楢崎氏は「チャレンジ精神と失敗からの学び」を挙げた。