<前回に続く>

「日本は中所得者層を増やすために土地を細分化してマイホームを立てて、みたいな経済サイクルで国を育てていきました。結果的に土地が高度に細分化されすぎて、一体的にビジョンをもって土地を活用しようとしても、交渉する人があまりにも多すぎてまとまりません。

しかし家賃の価値が崩れ、空間を貸すだけでは経済が回らなくなりました。これからは、一つ一つの改修が地域の新陳代謝を促して、『つながりを育むまち・社会』というインフラ整備につなげることが大切なのです」

ソーシャルスタートアップ「LOCA」の川北さんと「モクチン企画」の連さん。

ともにアプローチは違うが、空き家問題解決のゴール「人のつながりを作りだす」ことに向けて走り続けている。