監察医制度が横浜、京都、福岡で廃止されていることを初めて知りました。孤独死が増えている状況で廃止をやめて存続を決めた大阪府に賛成です。必要かと思います。
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産経ニュース2017.12.14 20:03更新
変死体の死因調べる監察医制度、大阪府が一転存続へ 委員からの反対相次ぎ方針転換

事件性のない変死体の死因を調べる「監察医制度」のあり方をめぐり、大阪府は14日、有識者による協議会を開き、制度を存続させるとした取りまとめ案を示した。府は当初、制度廃止の方針だったが、委員から反対が相次ぎ、方針を転換した。

 案では、監察医が検案や解剖する対象が大阪市内で見つかった死体に限られ、市内と市外で調査体制に差異があることを指摘した上で「現行制度を活用しつつ、府域全体の死因調査体制を整備することが重要」と明記。死亡時画像診断の導入や市外の体制をサポートすることで府域全体の公平化を目指すとした。

 府は病院での死亡が多くを占めていることなどから当初、制度を廃止する方針だったが、平成28年度の検討会では犯罪見逃し防止や孤独死増加などを踏まえ、委員から「制度は意義がある」との意見が出ていた。

 監察医制度は昭和22年、東京23区、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡各市で開始されたが、横浜、京都、福岡では廃止されている。