介護離職ゼロの道のりは遠いと言わざるを得ません。介護人材の不足により、施設での受け入れに制限がある以上、どうしても在宅介護が必要になります。下記の報告にありますが、「介護保険事業状況報告から計算すると全国平均で54.6%が在宅介護をしている」というのは少し違うのではないかと思います。要介護認定者数約600万人に対して、全ての介護施設、サ高住等で約200万居室、率にして33%で約400万人、3人に1人しか施設での介護を受けられないのが現状です。介護認定を受けていない高齢者までを含めるとその数は更に膨らみます。
この状況で介護離職ゼロを実現するのは大変困難と言わざるを得ません。やはり企業を含めて抜本的な対策が必要です。
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「介護離職ゼロ」の社会は実現するか?介護離職を防ぐには