<前回に続く>

これら二つの改革方向の対抗が、政党同士の競争をとるとは限らない。他国の事例をみても、イギリス労働党、ドイツ社民党など左派政党が「ワークフェア」改革を進めた例がある。

とはいえ、どちらの改革を選択することにせよ、強力な政治的正当性に裏付けされなければ実行は困難である。今日の日本は、どのような社会をめざすのか、さまざまなしがらみや個別利害を超えた大きな将来ビジョンの選択を必要としている。

一人一人に対して将来の選択肢を提示するためには、ワークフェアを掲げてトップダウン型の意思決定を取る政党と、自由選択を掲げてアウトサイダーへの支持層拡大を進める政党を中心とした新しい政党の競争空間が構築されることが望ましい。

政治の側がこうした条件を満たせるかどうか。そして一人一人がこうした条件に従って政治の在り方を厳しくチェックできるかどうか。これらの要件が、日本社会の将来を規定していくことになると考えられる。

※以上、田中先生のこれからの福祉国家の在り方について要約させて頂きました。私としては自由選択型の政策を推進していくアウトサイダーの支持層拡大の為の組織を作ることが先決ではないかと考えています。

支持層の広範な再編を条件に、正規労働者のみならず、非正規労働者がどのように一致団結するか、格差に苦しむ女性、若年層労働者、生活保護世帯へ支持層を拡大、そしてアウトサイダーを支援する各種団体と社会運動との連携、そしてこれらの運動の政策決定への参加拡大が今後のカギを握るのではないかと考えます。
それに参画する政党があるのか、ないのか、ないとすれば新しい政党を作らねばなりません。



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