利益を出せば貸し出しをする、利益がでなければ貸し出しをしない、それでいて、医療、介護は成長分野で期待ができるという。何なのでしょうか?戦略的な発想も、長期的な発想もない、目先の利益や欠損に左右される金融関係者の見識の無さが、銀行を潰します。このようなことを続けていては淘汰されるのもやむを得ません。
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医療機関への銀行貸出、「本体改定」踏まえ戦略的に調整
日医総研が分析

2018年02月13日 20:05

日本医師会総合政策研究機構(日医総研)は、医療機関の経営と銀行貸出の関係についての分析結果を公表した。銀行が医療機関に対して貸し出しをする場合、診療報酬本体の改定率の動向を踏まえて戦略的に調整していると分析している。【松村秀士】

日医総研は、医療機関の経営と、全国の都市銀行・地方銀行の医療機関向けの貸し出しとの関係性について、データ分析を行った。

 それによると、診療報酬本体の改定率がマイナス1.30%だった2002年度の「医療福祉」向けの貸し出しの伸び(日銀統計)は前年度比マイナス2.50%で、改定率がマイナス1.36%だった06年度の貸し出しの伸びは同マイナス0.73%。一方、改定率がプラス0.38%だった08年度の貸し出しの伸びは同プラス2.04%で、それ以降でも本体プラス改定の年度の貸し出しの伸びはプラスで、相関が見られた。

 「本体改定」と貸し出しの伸びの関係性を踏まえ、日医総研では、「銀行が診療報酬(本体)を医療機関経営にかかわるリスク指標としてモニターし、その動向を踏まえて医療機関への貸出スタンスを戦略的に調整している」と分析している。

■医療・介護業界、銀行にとって「成長が期待できる」

 日医総研ではまた、安倍政権での「アベノミクス」では医療を成長分野とする政策を掲げていることに加え、16年6月に閣議決定された「日本再興戦略2016」で世界最先端の健康立国を目指すことなどが示されていると指摘。

 その上で、医療・介護業界は銀行にとって目先の有力な貸出先であるだけでなく、地域社会の維持・発展のためにも重要で、「将来的に成長が期待できる業界として位置づけられている」としている。