和歌山の熱湯をかけて重傷を負わせて逮捕された本人に対して、理事長も聞き取り調査を行ったと言われます。本人のやっていないという証言を覆すだけの調査能力は現場にはありません。警察の2カ月に及ぶ捜査の中で本人の自白を引き出したということでしょうが、その道のプロでなければ難しいことです。今後、捜査当局が施設に出入りする機会が増えるのでしょうか?出来れば自助努力で防ぎたいものです。
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96歳女性に男性介護士が熱湯、施設理事長が謝罪 和歌山・橋本の老人保健施設

産経west2018.3.7 08:46更新

 和歌山県橋本市の介護老人保健施設で入所者の女性(96)に熱湯をかけて重傷を負わせたとして、傷害容疑で同施設職員の介護士、梶部(かじべ)雄太容疑者(24)=同県高野町東富貴(ひがしふき)=が逮捕された事件で、同施設「グリーンガーデン橋本」を運営する医療法人「敬英会」(大阪市大正区)の光山誠理事長は6日、同施設で会見。

「多くの関係者に多大なご迷惑、ご心配をかけ、心からおわび申し上げます」と謝罪した。

 光山理事長は梶部容疑者に聞き取り調査もしたといい、「『何もしていない』と言い切る本人を信用したが、このような結果になって残念」と沈痛な面持ちで話した。

 医療法人によると、施設には65~100歳代の100人近くが入所し、介護職員や看護師ら計約100人が勤務。梶部容疑者は他の職員ら4人と、1月8日午後4時~9日午前9時の夜勤に当たった。9日朝に職員がやけどを負った被害女性を発見。光山理事長や看護師長、橋本市職員らが施設内で聞き取り調査をしたが、原因は分からなかったという。

梶部容疑者は平成23年4月から勤務。28年12月に「一身上の都合」で退職後、29年3月から再び働き、無断欠勤などの問題は見られなかったという。

 県高齢者生活支援室は、昨年8月に施設の職員数や運営実態などを調査した際、問題はみられなかったとしている。同室は7日以降にも施設への立ち入り調査を行う方針。