孤立と孤独は違うといいます。独居世帯=孤独という話ではないと念押しされています。孤独に陥らないために重要なのは、「心から信頼でき、頼ることのできる人たちと、深く、意味のあるつながりや関係性を築いているかどうか」であり、そういった意味で、日本は世界一、「孤独」な国民と言えます。
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日本人の「孤独の深刻度」は世界で群を抜く

「寿命が縮まる「一人ぼっち」という蟻地獄」お気楽に見えるが実は万病の原因より

政治・社会 2018.3.12

孤独は世界共通の問題だが、その中でも、日本人の「孤独の深刻度」は世界の中でも群を抜いている。

非婚化が進む中、日本の生涯未婚率は右肩上がりで増加しており、2020年には女性の17.4%、男性の26%、2030年には女性で22.5%、男性で29.5%にまで上昇すると見られている。男性の約3人に1人、女性の約4人に1人は生涯独身という時代になるということだ。

一人で居を構える「単身世帯数」は一貫して増え続け、1980年には総世帯に占める割合は19.8%だったが、2010年には32.4%に達し、2035年には37.2%が「一人暮らし」になると推計されている(図1参照)

「物理的に孤立していること」と「孤独を感じること」は同一ではない。家族と一緒に暮らしていても孤独にさいなまれる人もいれば、独居であっても友人や近所の付き合いなどを通じて、孤独感をおぼえない人もいる。独居世帯=孤独、という話ではない。

そもそも、ノルウェーや、デンマーク、ドイツなどでは、単独世帯の割合がすでに4割近くに達している。孤独に陥らないために重要なのは、「心から信頼でき、頼ることのできる人たちと、深く、意味のあるつながりや関係性を築いているかどうか」である。そういった意味で、日本は世界一、「孤独」な国民なのだ