和歌山県で住民の受診内容や調剤、介護情報を関係者で共有するネットワークが出来つつあります。まだまだモデル段階だと思いますが住民の5%、6500人が登録できたことは画期的なことだと思います。
この取り組みがもっと全国で普及すると良いですね!
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目標の6500人が同意 田辺の医療介護ネット

紀伊民報(更新)

田辺保健医療圏(和歌山県田辺市と周辺4町)で、住民の受診内容や調剤、介護の情報を関係機関で共有するネットワーク「くろしおNET(ネット)」への登録同意者が今月末までに目標の6500人を超えた。事業を進める協議会が明らかにした。

 田辺圏内の医師会、歯科医師会、薬剤師会、医療機関、介護事業所などでつくる「EHR協議会」(初山昌平会長)が、くろしおネットづくりに取り組んでいる。

 総務省から昨年6月、医療と介護の情報を共有するモデル事業として採択されており、5600万円の補助を受ける要件として、圏域の住民約13万人の5%にあたる6500人からネットへの登録同意を得ることを求められていた。

 当初は同意者数が伸びず、1月末で439人、2月末で1695人と目標の達成が危ぶまれたが、3月に入って各地の催しに出張したり、説明会を開いたりして、同意数を急激に増やした。

 くろしおネットは患者の同意に基づき、病院、歯科診療所、訪問看護ステーション・ケアマネジャーなどをネットワークで結び、医療・介護情報を共有するシステム。患者ごとに支援チームができ、薬や検査の重複を防げるほか、入退院の際に医療や介護の連携がスムーズになる。救急搬送時や災害時にも、受診情報などが確認され、速やかな処置が受けられるという。


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