成年後見人制度が進まない理由の一つに「本人の意思を確認せずに勝手に判断する後見人への不満」が挙げられることから大阪家裁が「本人の意思尊重を」という指針を出したようです。(読売新聞2018.05.01)

このこと自体、成年後見人制度が如何に上から目線の押し付けで作られた制度かがわかると思います。世の中に、本人の意思を尊重しないサービスがあるというのでしょうか?主客転倒の制度は改めねばなりません。 

 判断能力が不十分な人を支援する成年後見制度を巡り、大阪家裁が、後見人に利用者本人の意思を尊重するよう求めるガイドライン(指針)をまとめた。認知症の高齢者が増える一方、利用者数は伸び悩んでおり、本人の意向を確認せず、勝手に判断する後見人への不満が一因とされるためだ。家裁は後見人に「本人中心主義」を徹底させ、利用者増につなげたい考えだ。・・・成年後見制度「本人の意思尊重を」…大阪家裁が指針