一般財団法人地域活性機構副理事長・事務局長、地域活性学会常任理事 尾羽沢 信一 氏が 「地域の幸福な未来の姿」について大変興味深い提言をされておられます。地域における「ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)」をもとに未来を描く、この言葉が地域創生のキーワードになるのではないかと考えます。是非、参考にしたいと思います。
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シリーズ 「地方創生」の意味と条件を考える
第4弾・地域の幸福な未来の姿とは/地域活性機構 リレーコラム
一般財団法人地域活性機構副理事長・事務局長、地域活性学会常任理事 尾羽沢 信一      
(Glocal Mission Times2018.05.11  )
かくいう私も3~4年前まではグローバル競争の中で勝ち残れる地域こそが生き残りの資格があると思っていたところがあります。イノベーションも資本も人も、より稼ぐチャンスのある所に、時として国境を越えて移動し集中しますから、その競争の中で敗者が生まれる、競争に参加不能な地域が出てくるのは仕方ないだろうということです。
しかし、この数年で私自身の考え方が大きく変わりました。それは、例えば「地方創生」の担い手を育成する仕事に関わる中で、求められている人財は、グローバル競争のプレーヤーではなく、地域に根付いて地域の幸福の未来像を描きつつ、そこに向かって周囲の住民を巻き込みながら歩む力のある人財ではないか、ということに気づいたからです。