養護老人ホームの入居者の様相が変わりつつあります。従来は生活困窮者が多かったのが、最近は子どもの虐待から逃れて入居される人が増えていると言います。わずかな年金すら子供から搾取され、おまけに虐待まで受けて、最後は養護施設に駆け込まざるを得ない、その心情を思うといたたまれません。
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年金目当ての子から逃げ…増える経済的虐待からの「老人ホーム避難」
(AERA dot.2018.06.04)

  「人生100年時代を迎え、預貯金や年金だけでは生活に窮する人も増え、昔ながらの経済的困窮から養護に来る人が増える一方、新たなタイプの入所者もいます。親を支えるはずの40代、50代の息子、娘からの経済的虐待を受け、措置される人が明らかに増えています」  ここ10年の入所者のうち、約4割が家族からの虐待が理由だとこの施設長は話す。21世紀・老人福祉の向上をめざす施設連絡会の調査を見ても、虐待が目立つ。