北海道で介護医療院が動き始めています。苫小牧の道央佐藤病院が7月1日に療養病床転換型介護医療院を設置することが報じられています。道内では5月に函館で初めて開設されると言われていますが、これは誤りです。我々の調査では函館では向こう3年間介護医療院の開設はありません。札幌でも動きがあるようですが、思いのほか行政の対応は腰が重く、設置は遅れる可能性が出てきています。
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院内に介護医療院 長期療養の要介護高齢者にサービス提供-道央佐藤病院
(苫小牧民報2018.06.30)

 苫小牧市樽前の医療法人社団玄洋会道央佐藤病院(佐藤裕理事長)は7月1日、苫小牧保健所管内(1市4町)では初となる、介護医療院を院内に設置する。長期的な療養が必要な要介護高齢者の医療、介護サービスの提供、ついの住み家としての機能を兼ね備えた施設。同病院は「自然環境の良さを生かした心の健康づくりや24時間の見守り、迅速な対応を実現していく」としている。
介護医療院は、介護保険法に定められた介護保険施設で、医療も提供するため、医療法の医療提供施設にも位置付けられている。道内では5月に函館で初めて開設され、近く札幌にも同様の施設が誕生する見通しだ。