4月の生活保護世帯は前年同月より減少していますが、高齢者と障害者の世帯では増加しています。前年同月と比較して約2万世帯増えて高齢者は約88万世帯と全体の53.7%を占めています。前年同月の高齢者世帯の割合は52.7%ですので1%の上昇です。毎年2万世帯を超える高齢世帯が生活保護となり、年々高齢者世帯の割合が高まっています。『主に預貯金の取り崩しや公的年金・福祉手当などの社会保障給付で暮らす「高齢者」と「障害者」での生活保護利用世帯の増加は、安倍政権の社会保障抑制・削減路線のもとで苦しい経済生活を送る世帯が増えていることを示している』とする共産党の指摘はその通りだと思います。
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4月利用 生活保護163.5万世帯
(しんぶん赤旗2018.07.06)

高齢者・障害者は増

 今年4月に生活保護を利用した世帯は163万5280世帯で、前年同月より2125世帯減少したものの、65歳以上の「高齢者」と「障害者」の世帯では増加したことが、5日までに厚生労働省の調査でわかりました。

 一時的な保護停止を除く利用世帯の内訳をみると、「高齢者」は87万9041世帯で、前年同月よりも1万9543世帯増えました。