病院、老健、特養を建設する為に現在どれほどのコストがかかるのでしょうか。福祉医療機構が2011年と比較した2017年度のコスト計算をしています。2011年と比較して300床の病院では20億円の増で53億4240万円、建築コストは坪114万1800円、100床の老健では4億円の増で12億5180万円、坪88万7700円、50床の特養では全国で1億円、首都圏で2億円の増で首都圏では6億5385万円、坪99万6600円、全国では6億5275万円、坪74万9100円となります。コストの増加傾向が続いています。
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300床の病院建設コスト、2017年度には2011年度に比べ20億円程度増加―福祉医療機構
(メディ・ウォッチ2018.07.05)

2017年度に▼300床の病院▼100床の老健施設▼50床の特別養護老人ホーム―を建設する場合、それぞれ2011年度時点に比べて「20億円程度」「4億円程度」「1-2億円程度」のコスト増になる―。

このような状況が、福祉医療機構(WAM)が6月27日に公表したリサーチレポート「平成29年度 福祉・医療施設の建設費について」から明らかになりました(機構のサイトはこちら)(前年度の状況はこちら)。

病院の建設費を見てみると、2017年度の「1平米当たりの建設費(以下、平米単価)」は34万6000円で、前年度と同額であることが分かりました。2011年度に病院全体で20万8000円となり底を打ってから、上昇を続けています。「定員1人当たり建設単価」を見ると、2017年度は1780万8000円で、前年度から34万円の増加となりました。2011年度以降、緩やかな上昇傾向が続いています。

老健施設に目を移すと、病院とは異なり前年度から低下しています(図表は上記で病院と老健とを併記しています)。
▼平米単価:26万9000円(前年度から2万2000円低下)
▼定員1人当たり建設単価:1251万8000円(同95万9000円低下)

2017年度におけるユニット型の特別養護老人ホームの建設費を、(1)首都圏(2)全国―の地域別で見てみると次のような状況です。

(1)首都圏
【平米単価】30万2000円(前年度から1万9000円低下)
【定員1人当たり建設単価】1307万7000円(同68万円上昇)

(2)全国
【平米単価】27万7000円(同6000円低下)
【定員1人当たり建設単価】1305万5000円(同46万5000円上昇)

50床の特養ホームを建設する場合、病院・老健施設と同様に2011年度には全国では5億1850万円、首都圏では4億6905万円でしたが、2017年度には全国で6億5275万円、首都圏では6億5385万円が必要となりまし。全国では1億円強、首都圏では2億円弱のコスト増となります。


 なお、都道府県別に特養ホームの平米単価を見ると、最高は東京都の34万7000円(同3000円低下)、最低は福岡県の22万9000円(同4万7000円減)となっています(サンプル数が少ない自治体は除外しており、全都道府県の状況は明らかになっていない)。